丹波と芋銭 展

丹波市立植野記念美術館

poster for 丹波と芋銭 展

このイベントは終了しました。

旧氷上郡(丹波市)竹田村において酒造業を営んだ西山泊雲は、実弟の野村泊月とともに高浜虚子の高弟として句誌ホトトギスなどを舞台に数々の作品を発表しつつ、多くの文人墨客と親交を結びました。その中で日本画家平福百穂を通じて知遇を得た小川芋銭とは特に深く交わり、互いの子息の婚姻を通じて姻戚となり、その縁で丹波を題材にした多くの作品が生まれました。丹波を深く愛した芋銭は、4度丹波を訪れています。特に峰々に囲まれた丹波霧や石像寺のたたずまいは芋銭を魅了しました。西山家に長期逗留中は毎日石像寺を訪れ、庫裡の2階を『烟霧楼』となづけ画室として間借りし、想を練ったり絵を描いたり、時に鳳凰山にてすごしました。このたび、芋銭が丹波と関わってからおよそ100年を経るにあたり、丹波を題材として、あるいは丹波において描かれ、また遺された作品とともに、近年ようやくその内容が明らかになった小川芋銭から西山家に宛てた百数十通の書簡の一部を紹介しつつ、生地茨城及び木村定三コレクションに遺された優品も併せて展示し紹介します。また、かつて芋銭がアトリエを置いた石像寺や、芋銭が縁を結んだ西山酒造場は、昨年の丹波市豪雨災害で大きな被害を受けましたが、その被災状況の凄まじさと、そこからの復興への歩みを写真を通じて紹介します。

[関連イベント]
「開会記念テープカット・講演会」
日時: 9月19日(土)13:30~
会場:植野記念美術館2階 エントランスホール・研修室
講師: 小泉 淳一 氏 (茨城県近代美術館 美術課長)
定員: 先着100名
参加費:聴講は無料ですが、入館料は必要

[関連イベント]
「ワークショップ」
日時:9月27日(日)
会場:植野記念美術館2階 研修室
講師: 松下正和氏(近大姫路大学准教授)
定員: 先着30名(定員になり次第締め切ります)
参加費:無料

[関連イベント]
「講演会」
日時:10月4日(日)13:30〜
会場:植野記念美術館2階研修室
講師: 村田隆志氏(大阪国際大学准教授)
定員: 先着100名 
参加費:聴講は無料ですが、入館料は必要
※詳細は公式ホームページをご確認ください。

メディア

スケジュール

2015年09月19日 10:00 ~ 2015年11月08日 17:00

アーティスト

西山泊雲

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use