英伸三 「文革の残影 - 中国 江南の古鎮を訪ね歩く - 」

大阪ニコンサロン

poster for 英伸三 「文革の残影 - 中国 江南の古鎮を訪ね歩く - 」

このイベントは終了しました。

1965年の夏、中国側の呼びかけで行なわれた日中青年大交流に、日本ジャーナリスト会議代表団の一員として、英伸三ははじめて中国を訪れました。日中の国交が正常化される7年前のことで、北京、上海などの都市や農村を約1ヵ月間まわり、工場、人民公社などの生産現場で社会主義国家の建設に励む人々の姿を撮影しました。その翌年の5月、毛沢東共産党主席によってプロレタリア文化大革命(文革)が発動されました。その後英は、92年から上海や浙江省の江南一帯の明、清時代の面影を残す古鎮を訪ねて、変貌を遂げる街のたたずまいや人々の暮らしの撮影を続けています。今、文革は完全否定され、当時の革命思想も過去の歴史のなかに埋没したかのようにみえます。しかし、全土で激しく展開された政治運動は残影として刻まれ、混乱と苦悩の日々のあったことを静かに物語っているのです。今回の展示では、文革の残影をとらえた作品に、古鎮での日常の暮らしの場面を撮った作品を加えて構成しています。カラー作品約58点を展示しています。

メディア

スケジュール

2015年11月26日 10:30 ~ 2015年12月02日 15:00

アーティスト

英伸三

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use