「かたちのであい ルーシー・リー、ハンス・コパーと英国陶磁」展

アサヒビール大山崎山荘美術館

poster for 「かたちのであい ルーシー・リー、ハンス・コパーと英国陶磁」展
[画像: ルーシー・リー《青釉黒覆輪鉢(せいゆうこくふくりんはち)》1984年頃 同館蔵 Estate of the artist]

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オーストリア出身の陶芸家ルーシー・リー(1902-95)、ドイツ出身の陶芸家ハンス・コパー(1920-81)。第二次世界大戦中にイギリスへ亡命した二人は、長年にわたり同じ工房で働き、それぞれの創作に向きあいました。作品の多くは、ろくろで薄くひき、かろやかさを纏(まと)ったかたちとかたちを組みあわせ、抑揚の効いた新たなバランスを生みだして多様な表現を可能にするとともに、都市の洗練に根ざした理知的で静謐な世界観を構築した共通点を持ちます。一方、彼らがロンドンで制作を始めた当時、イギリスの陶芸界を席巻していた潮流は、英国陶磁の伝統的な技法や作風を再発見し新たな価値を見出した、素朴かつ重厚で力強いやきものでした。その中心にはバーナード・リーチ(1887-1979)がいました。日本の民藝運動と深く関わったリーチを通じて、リーとコパーは柳宗悦(1889-1961)や濱田庄司(1894-1978)らとも交友をもつことになります。本展では、これらの作品をあわせて展示することで、当時の様子を鑑みながらそれぞれの魅力に迫り、イギリス現代陶芸への新たな扉を開くこととなったかたちのであいを紹介します。

[関連イベント]
トークショー「アルビオン・ミューズ工房時代のルーシー・リーとハンス・コパー」
日時: 10月4日(日)14:00-15:00
会場: アサヒビール大山崎山荘美術館 展示室
講師: 西マーヤ氏(陶芸研究家)
定員: 50名(要申込、先着順)
参加費: 無料(要入館料)

トークショー・演奏会「創造への刺激 領域を超えて:チェロ奏者 上森祥平とルーシー・リー、ハンス・コパー」
日時: 10月25日(日)14:00-15:30
会場: アサヒビール大山崎山荘美術館 展示室
講師: 上森祥平氏(チェロ奏者)
定員: 50名(要申込、先着順)
参加費: 無料(要入館料)

レクチャー「ルーシー・リーとハンス・コパーの生きた時代」
日時: 10月3日(土)、11月28日(土)各日14:00-15:00
会場: アサヒ ラボ・ガーデン※美術館では開催いたしません
講師: アサヒビール大山崎山荘美術館 学芸員
定員: 40名(要申込、抽選)
参加費: 無料

ギャラリートーク
日時: 会期中第2・第4土曜日14:00-14:30※ただし12月12日(土)を除く
会場: アサヒビール大山崎山荘美術館 展示室
講師: アサヒビール大山崎山荘美術館 学芸員
参加費: 無料(要入館料)
※詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年09月19日 10:00 ~ 2015年12月13日 17:00
休館日:月曜日・9月24日(木)・10月13日(火)※ただし9月21日(月)・10月12日(月)・11月16日(月)・11月23日(月)・11月30日(月)・12月7日(月)は開館

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