入澤あづさ 「URUSHI Exhibition」

スナバ・ギャラリー

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入澤あづさは京都市立芸大大学院の漆工専攻、博士課程に在学中の作家です。入澤あづさの作品には二つの特徴があります。一つ目は制作に用いているのが「乾漆(かんしつ)」という漆の技法であることです。乾漆は興福寺の阿修羅像にも使われている技法で、まずは芯材を削りだしてめざす形を作り、その上から麻布を漆で貼り重ねて固め、磨き上げて完成させるというものです。作品のもう一つの特徴は、形態と加飾が密接に関わり合い融合した漆の造形をテーマとするところにあります。なかでも今回展示している一連の作品はオウム貝の形を「延長」することによって作られています。通常の漆工では、貝は加飾を行うために使われますが、逆に入澤あづさの作品では貝こそが作品の本質的なフォルムを決定するモチーフになっています。つまりそこでは技法における「図と地の反転」が起きているのだと言えます。SUNABAプロデュースの企画展示です。

メディア

スケジュール

2015年06月06日 13:00 ~ 2015年06月17日 18:00
会期中13:00-20:00、6月17日(水)は13:00-18:00開廊

アーティスト

入澤あづさ

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