「陶と光のはざまに」展
大阪タカシマヤ
このイベントは終了しました。
国内外で注目を集めるアーティスト18名による「茶碗」と「写真」のコラボレーション展です。茶の湯は日本独自の伝統文化として歴史の中で変遷を重ねながら、現代美術にも通じる多彩な概念や美意識を内包し今日に至っています。その中でも主の道具である「茶碗」は、歴史的背景や約束事を踏まえつつも、独自の主題を表現する用の美を越えた陶の象徴的な存在として多様な作品が生まれ、多くの陶芸ファンを魅了しています。一方、「写真」というメディアは発明初期の記録性の役割から、絵画的な手法や概念によるアプローチとして用いられるなど、メディアとしての可能性を広げながら近年では美術品として国内外で市場を拡大しています。今展では、その歴史や背景など異なりながらも共に様々な可能性を秘める二つのメディアを組み合わせ、総合芸術としての奥行きのある茶の湯空間のイメージで展観しています。「見立て」により新たな価値観が浮かび上がります。
出品作家
陶芸: 十四代今泉今右衛門、内田鋼一、小川待子、隠崎隆一、川瀬忍、鯉江良二、深見陶治、前田昭博、三原研
写真: オノデラユキ、北井一夫、北野謙、柴田敏雄、杉浦邦恵、須田一政、丹野章、中川幸夫、楢橋朝子
メディア
スケジュール
2015年11月18日 10:00 ～ 2015年11月24日 16:00