「きのくに・漢詩の世界」展

和歌山県立博物館

このイベントは終了しました。

日本の文学の歴史の中で、仮名による文学ではなく、漢字だけで表現する漢文学が、明治時代の初めまで主流であったことは、十分には認識されていないことかもしれません。しかし、教育への関心が高まった江戸時代は、とくに漢文学への関心が高く、多くの一般の人びとが漢詩を学習し、みずから漢詩を作っていました。人びとは、東アジア文化圏の共通言語であった漢文を基調として、教育・研究や行政活動を行うことが当然のように求められ、さらに漢詩・漢文によって文学的な表現も行いました。このような状況は、きのくに・和歌山でも同様で、祇園南海や菊池海荘など、当時全国的に名前の知られていた詩人の作品をはじめとして、漢詩に関わる資料が数多く残されています。本展では、県立博物館に収蔵されている寄託品や館蔵品の中から、江戸時代後半から明治時代初めの漢詩を表現した作品を展示して、当時の人びとの文学的な教養の高さを紹介します。

[関連イベント]
ミュージアムトーク
日時: 6月13日(土)、6月21日(日)、7月4日(土)、7月11日(日)13:30-14:30
参加費: 入館手続きが必要
※詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年06月13日 9:30 ~ 2015年07月12日 17:00

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use