「鉄道遺構・再発見」展

LIXILギャラリー大阪

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日本初の鉄道が正式に開通したのは、明治 5 年(1872)。その後、物流の主役を担うべく、全国に鉄道網は張り巡らされました。様々な地理的条件を克服しながら、山にトンネルを通し、河川に橋をかけるなど、レールを繋ぐ創意工夫は「道なき場所」に鉄道を通す技術の結晶であり、それぞれの場所や地域に合わせてデザインされた創造的叡智ともいえます。時を経て、物流手段の多様化やエネルギー効率などの点からすでに役割を終えた鉄道も多くなる中、人々の経験や知恵を次代に繋げる存在として保存され、用途を変えて地域で活用されている例も少なくありません。本展では、路線をネットワークとして俯瞰する視点で、廃線路になった後も新たな価値を付加された鉄道遺構14件を厳選して紹介します。当時の路線図とともに土地の背景を知ることで、遺構を再認識することができるでしょう。さらに、近代ならではの素材の使い方や、構造物の形態や意匠、表情の相違などにも注目していただくと、個々の遺構の多様性も感じられます。当時の技術や歴史を内包した鉄道遺構の価値や今後の在り方を改めて見つめなおすきっかけとなるような展示です。

[関連イベント]
講演会「鉄道遺構・第二の人生ものがたり」
日時: 7月25日(土)14:00-15:30
会場: LIXIL ショールーム大阪 セミナールーム
講師: 伊東孝(産業考古学会会長・元日本大学教授)
定員: 70名(先着順)
参加費: 無料(要予約)
※詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年06月05日 10:00 ~ 2015年08月18日 17:00
毎週水曜日、8月12日(水)から8月16日(日)は休館

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