薬師川千晴 「絵画へ捧げる引力」
Gallery PARC
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薬師川千晴は、テンペラ絵具を用い、紙に絵具を置いてそれを二つ折りにするなどして転写し、対称の図を創出するデカルコマニー技法をもって絵画制作に取り組んでいます。絵画を作家の「表現」とするのではなく、作家が絵画を「通して」思考し、そこに何を「託す」のかという自問を抱くと共に、絵画とは絵具と絵具が引き合い、隣同士の色とが交わる連鎖により成り立っていると考え、ひとつの絵具の塊をデカルコマニーにより再び分つことで、互いに引き合う微かな「引力」を画面上に生じさせようとしています。本展は、こうした薬師川の思考と願いを込めた一連の作品を展示します。
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スケジュール
2015年10月20日 11:00 ~ 2015年11月01日 18:00