大西伸明 「写しの香りと数の味」
ギャラリーあしやシューレ
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版画の技法とマルチプルの手法によって、複数性という存在を捉える試みを続けてきた大西伸明は、スコップ、電球、植物の枝といった日常に存在するモノや植物などを直接型取りし、透明樹脂で複製した表面に彩色を施して、本物と見紛うばかりのオブジェを展開してきました。近年は、複数性に焦点を合わせた「Lovers Lovers」シリーズ、「Vacuum」と名付けられた表裏の関係性に着目したシリーズなど、実像と虚像、本質と仮象という関係性を問い直す作品を制作しています。本展では「写しの香りと数の味」をテーマに、大西の透明樹脂を用いたシリーズ Infinity Gray を中心に展示されます。実と虚、在ることと無いこと、存在と非存在を提示しながら、物体の背後にある真空のようなものに迫ります。
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スケジュール
2016年11月06日 12:00 ～ 2016年11月27日 18:00