今井祝雄 「Retrospective - 方形の時間」

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1970年代から作品に写真と映像を新たなメディアとして登場させた今井祝雄は、次第に『時間』表現に制作のテーマを移していきました。現像しないと確認できないフィルム写真、鏡像効果を見せるガラスのブラウン管、「時間の巻尺」としてのオープンリールのビデオテープなど、当時のメディアの物質的特性を活かし、そのシステムの中に表現者が身体的に介入し、イメー ジを重層的に展開するパフォーマンスやインスタレーション、映像作品を続々と発表し、時間の可視化を試みました。
本展は今井祝雄の回顧展第3弾となります。表題作《方形の時間》(1984/2016)は、パフォーマンスの再演やそれに連なるインスタレーションの再展示のために、オープンリールのビデオテープと録画再生機が不可欠です。今回は、製造停止となって久しいそれらの機材を入手できたことで再演・ 再展示が可能となりました。本展初日に実施される公開パフォーマンスは、4メートル四方に配置された等身大の観葉樹を今井がビデオテープで巻きつけていくものです。このパフォーマンスはその後、インスタレーション作品として展示されます。

[関連イベント]
ビデオ上映&対談
日時: 4月16日(土)15:00-17:00
上映: 「時間の衣装」「On Air」「矩形の時間」等のダイジェスト(1978-1983年作品、約15分間)
対談: 三輪健仁(東京国立近代美術館主任研究員)、今井祝雄

メディア

スケジュール

2016年03月26日 11:00 ~ 2016年04月23日 17:00

アーティスト

今井祝雄

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