大竹竜太 「Spider on Orbtis」

スナバ・ギャラリー

poster for 大竹竜太 「Spider on Orbtis」

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本展はSUNABAギャラリーでは、2回目となる大竹竜太の個展です。
大竹竜太はアクリル絵の具と透明メディウムを幾重にも重ね、独特のレイヤー感のある絵画を制作する作家です。英国留学を経て京都市芸大大学院修了後、国内外の公立美術館でのグループ展を経験。国内屈指の有力コレクターの数多くが、その力を高く評価する実力派です。
今回の個展では、前回の個展でも大きなテーマとなったアニメふう美少女から一転、異世界のような不思議な風景をフィーチャーします。メディウムで霞のかかったような遠景と、表層にアクリルで描かれたクリアな近景の織りなすレイヤー状の画面。それは大竹が生み出した21世紀の新たな空気遠近法であると同時に「絵画とは何か、二次元とは、三次元とは何か」という問いかけでもあります。
タイトルの「Spider on Orbits」とは、日本語では「軌道上の蜘蛛」の意味。その真意は明らかではありませんが、未知の惑星が持つ引力を蜘蛛の糸にたとえたものでしょうか。だとするなら蜘蛛の糸に捉えられるのは、私たちの視覚経験か、それとも絵画や美術に対する欲望でしょうか。2010年以降しばし沈黙の時を過ごしていた大竹ですが、昨年は当ギャラリーでの個展、グループ展のほか、新宿眼科画廊での個展も開催し、活発な活動を展開しています。そんな大竹が描く異世界風景は、層状のレイヤー間を浮遊しながら、欲望の引力を放ち、その画面から成る浮遊感と謎めいたメッセージを私たちに提示します。

メディア

スケジュール

2016年11月19日 14:00 ~ 2016年11月30日 20:00
水曜日は18:00まで、木曜日・金曜日は休廊

アーティスト

大竹 竜太

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