「國府理 水中エンジンredux」

アートスペース虹

poster for 「國府理 水中エンジンredux」

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「水中エンジン」は、國府が愛用していた軽トラックのエンジンを水中に沈め、稼働させるという作品です。エンジン音とともに熱および排気が発生し、水槽内の対流が可視化されると同時に展示空間の外まで敷設されたマフラーから排気ガスが排出されます。
そもそもの作品の在り方が従来の完成作品という概念を度外視したものであり、また作品のコアとも言えるエンジン部分が残されておらず、再制作過程は困難を抱えたまま、その不可能性を積極的に引き受けることで進められてきました。再制作品は、小山市立車屋美術館「裏声で歌へ」展への出展を経て、國府理の《水中エンジン》(再制作版)としての検証がなされたといえます。再制作プロジェクトの次なる展開である本展は、オリジナルの発表されたアートスペース虹が会場となります。前期では同作の過去の各展示をドキュメントし、後期ではオリジナルと再制作品の間の膜の顕在化を通じて、芸術作品をめぐるシステムそのものへの問いを発動させながらプロジェクトを完結します。

【関連イベント】
・ゲストトーク  7月8日(土) 19:00 – 20:30 
会場:良恩寺(京都市東山区粟田口鍛冶町7)
話し手:椹木野衣(美術評論家) 聞き手:遠藤水城 入場料:無料

・トーク「《水中エンジン》再制作の技術について」 7月15日(土)19:00 – 20:30 
会場:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)(京都市東山区山崎町339)  

話し手:白石晃一、松本晃(エンジニア) 聞き手:高嶋慈、はがみちこ 入場料:無料

・ゲストトーク 7月22日(土)19:00 – 20:30 
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2(京都市中京区山伏山町546-2) 
話し手:浅田彰(批評家) 聞き手:遠藤水城  入場料:無料
主催:國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト実行委員会、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
共催:京都芸術センター


・クロージングパーティー 7月29日(土)18:00 – 20:00  
会場:green & garden(京都市中京区三条猪熊町645-1) 入場料:1,000円
1 - トーク「遠藤水城、プロジェクトの全貌を語る」話し手:遠藤水城
2 - 上映会「國府理作品の記録映像を見る」
3 - ライブ「《水中エンジン》記録音楽をつくる」出演:中川裕貴(音楽家 / 演奏家) 他

前期=2017/07/04~2017/07/16
後期=2017/07/18~2017/07/30
* 前期・後期で展示内容が大幅に異なります

メディア

スケジュール

2017年07月04日 ~ 2017年06月30日
7 月16日(日)、30日(日)のみ18:00まで

クロージングパーティー 2017年07月29日18:00 から 20:00 まで

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