安藤榮作 長谷川浩子 水島太郎 「かんがたり~神語」 展

ギャラリーあしやシューレ

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安藤榮作、長谷川浩子、水島太郎の3作家による作品展「かんがたり~神語」を開催致します。
かつてない繁栄と混乱を極める現代社会を読み解くため、芸術家は近未来の姿を描きだしてきました。しかし、このかつてない繁栄された社会というのは、ルネッサンス以降たかだかこの四百年ほどの時間に出現した社会に過ぎません。 古代ギリシャにおいては、霊感を受けた詩人が神々の行為を語ることが、アートそのものだったのです。
1961年東京生まれの安藤榮作は、1986年東京藝術大学彫刻科を卒業後、福島県いわき市に移住し、大自然の中で彫刻制作を続けました。東日本大震災で被災し、奈良に移住した後も、素材の物質性と存在の根源に迫る探求を続けています。自然木を手斧で叩いた荒々しい表面の彫刻は、有機的でのびやかなフォルムを形成し、人の魂や身体に宿る原初的な風景を表現しています。2014年の東京都美術館「祭、炎上、沈黙、そして。。。POST 3.11」、2015年新潟市「水と土の芸術祭」、2016年川崎市岡本太郎美術館「つくることは生きること・震災[明日の神話]等々に出品し、各地で活躍の場を広げています。
東京藝術大学で安藤と同級生であり、結婚後も活動を共にする長谷川浩子は、サクラ・ヒノキ・マツなどの自然物を素材に、白い胡粉をぬってつるつるに仕上げられた木彫作品を制作しています。それらは妖精、鳥、魚などをイメージさせ、生まれたての赤子のような瑞々しさと柔らかな光を放っています。自然界から独自の生命体を抽出し、普遍的な命を造形していくことが長谷川の探求の中心となっています。
水島太郎は、1979年京都鹿背山に生まれ、彫刻家である祖父水島弘一、父水島石根より脱活乾漆技法という古典技法を継承してきました。2002年関西大学フランス語学科を卒業後、渡仏。南仏ニース近郊のエズに住み、画家マークエステルのアトリエにて制作をはじめ、モナコ美術学校 Pavillion Bosioで学びました。 漆と砥粉を練り、麻布と共に形成する脱活乾漆は、7世紀から8世紀末にかけての仏像に使われた技法です。高価な漆を大量に用いる上に制作に手間がかかるため、奈良時代以降この技法で制作された作品は数少なく、唐招提寺の鑑真和上像(国宝)、興福寺「阿修羅像」、東大寺「不空羂索観音像」(国宝)などわずかに残っているだけです。
水島太郎は、東大寺修二会(お水取り)に十年以上前から参籠し、この数年は籠松明を担ぐ役を果たす練行衆処世界の童子にも携わっています。信仰がこの世から失せてしまった今、人間の意識の起源へ想像を膨らませながら、古典技法を現代美術として蘇生する作品を制作しています。
本展では「かんがたり」という言葉を手がかりに、文明化され強い自我をもった人間存在そのものを根底から捉え直し、アートの起源に迫る試みを行います。

メディア

スケジュール

2017年03月25日 12:00 ~ 2017年04月23日 18:00
最終日17:00まで、 水曜日、木曜日は休廊 

オープニングパーティー 2017年03月25日16:30 から

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