「ニッポンの写実 そっくりの魔力」
奈良県立美術館
上田薫「玉子にスプーンA」1986(昭和61)年 豊橋市美術博物館蔵
このイベントは終了しました。
何かにそっくりなものを目にしたとき、私たちは「すごい!これ、本物?」と、素朴なおどろきをおぼえます。インターネットを通して、ひとりひとりが難なく高精細の画像にアクセスすることのできる今日においても「本物そっくり」であることは、かわらず私たちを魅了します。写真を活用したスーパーリアリズムの絵画。デジタル技術を駆使し、イメージを現実以上に磨き上げる平面表現。一方では、伝統的な職人的技巧による、迫真的な彫刻や工芸作品が、あらためて脚光を浴びてもいます。本展では、明治以降の写実的絵画、超絶的な技巧を見せる工芸や彫刻、高精細な映像作品など約80点が展示されます。
【関連イベント】
記念対談「“そっくり”で読み解く写実の魅力」
講師 : 丸地加奈子氏(豊橋市美術博物館主任学芸員)
日時 : 2017年12月3日(日)14:00~15:30
定員 : 80名
講演会「新写実憧景」
講師 : 南城守氏(前奈良県立美術館学芸課長・現絹谷幸二天空美術館顧問)
日時 : 2017年12月10日(日)14:00~15:30
定員 : 80名
講座「そっくりの魔力」
講師 : 深谷聡氏(奈良県立美術館主任学芸員)
日時 : 2018年1月7日(日)14:00~15:30
定員 : 80名