西條茜+嶋春香「rhizome」

京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA

poster for 西條茜+嶋春香「rhizome」

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「rhizome」とは、中心を持たず異質な線が交錯しあい、多様な流れが方向を変えて延びていく状態を指します。表現の手法やアプローチは異なるものの、共に「道具」をモチーフとし、作品制作の過程でその背景にあるものを読み解いていくことを共通点とする二人は、この「rhizome」のタイトルのもとに、既にあるものへの言及ではなく、そこから新たな解釈を与えようと試みます。本展において、西條茜は、長崎でのフィールドワークを通して知ることとなった、キリシタンは蘭方医学を学ぶことができなかったという事実に着目し、架空の“キリシタン医者”という人物像を作り上げ、その人物にまつわる生活やそれに伴う道具をインスタレーションとして表現します。嶋春香は、資料写真に写された道具というイメージに対し、それらを作品の題材とすることで可能になる“Touch”(=触れる、触る、手触り、関わりを持つ)という身体的行為を補いながら理解を深めようとしています。本展では、蛍光塗料を使用し、その発色の強さからイメージの立ち上がりを強調した平面作品ならびに道具の「形」を抽出し、その裏表を本の構造に見立てた立体作品を発表します。

メディア

スケジュール

2017年02月18日 11:00 ~ 2017年03月05日 19:00

オープニングパーティー 2017年02月18日16:00 から

アーティスト

西條茜+嶋春香

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