「近代京都の機械捺染図案を今ふたたび - よみがえる寺田コレクション - 」

京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

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本企画は、昭和期の機械捺染の図案という歴史資料を現代の生活のなかに活かす試みを紹介するものとなっています。その取り組みとしては、ひとつは、機械捺染のローラープリントの技術をグラビア印刷として今に引き継いでいる德岡工業株式会社が取り組んだ建材用プリントへの展開の試みです。そしてもうひとつは、百貨店京都髙島屋の浴衣制作の試みで、機械捺染に代わる捺染技術であるインクジェットプリントの技術を使い、縞や絣柄の図案を、現代の感覚による色彩でよみがえらせました。当館では、これまでも、機械捺染が近代京都の染織産業のなかで重要なポジションにあり、明治後期より昭和期までのおよそ100年、京都の染織産業に大きく貢献してきた姿を浮き彫りにしてきました。このように、過去の歴史遺産として保存されているこうした資料が、研究資料や展示品として活用されるだけでなく、工夫次第で、現代の生活のなかに活かせるものであるという、これまでとは違う視点で機械捺染をお楽しみいただけます。

メディア

スケジュール

2018年01月09日 10:00 ~ 2018年02月16日 17:00
1月13日(土)は休館

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