LIFE展

20世紀最大の紙メディア全刊閲覧可能!

poster for “Life Exhibition - The True Stories Held in the Photographs of Life Magazine”

「LIFE展 – LIFE誌の写真に秘められた本当の物語 – 」

大阪府(その他)エリアにある
大阪国際メディア図書館にて
このイベントは終了しました。 - (2014-03-01 - 2014-05-31)

In フォトレポート by Reiji Isoi 2014-05-09

宝塚メディア図書館は、兵庫県宝塚市にある、アートの専門図書館です。写真をはじめとして映像・美術・デザイン・音楽といったアート分野の資料を収集し公開しています。グラフ誌「LIFE」を全刊所蔵し、今回すべてのバックナンバーを、閲覧可能な「LIFE展」が開催されています。

かつて世界最大のメディアとして君臨したLIFEという雑誌の質感を味わうことのできる貴重な機会です。

LIFE誌は、アメリカの20世紀中頃を代表する巨大メディアであり、まだテレビが存在しない1936年に創刊され、テレビが全盛期を迎えた1972年に休刊になりました。本展示では、そのほぼすべてである1800号が揃い閲覧可能な状態です。

LIFE誌の創刊当時のミッションは「ペンとカメラでファシズムと戦う」ことで、最盛期には週間800万部以上を発行していました。現在のメディアに当てはめてみるとYoutube(現在のYouTube は一分あたり約100時間分の映像がアップロードされています)のようなものでしょうか。しかし、それを大きくしのぐ影響力を当時持っていました。

世紀の写真家と呼ばれるロバート・キャパやユージン・スミスらが、文字通り命がけで取り組んだフォトレポートもLIFE誌の記事として掲載されました。その注目度の高さは、現在ならさしずめYoutubeで数十万〜数百万アクセスの神コンテンツと呼ばれるものに相当するでしょう。

紙(印刷)メディアから電子メディアへの過渡期である昨今、新旧メディアの相対的な関係や、それぞれの意義が急速に変わりつつあります。かつて絶大な影響力を誇ったメディアを識り、当時の世相に思いを馳せることで、現代のメディアについて考えるヒントがあるのではないでしょうか。

また、LIFE誌から産まれた後世の人々の記憶に残る有名なイメージ、時を経てなお色褪せることのない記事を目の当たりにすると、それらコンテンツの持つ強度とは何かということも大いに考えさせられます。

誰もが手軽に情報を発信し、メディアとなり得る時代に、20世紀最大の紙メディアを訪ね、より広い視野でメディアやコンテンツについて考えるための散歩はいかがでしょうか?

Reiji Isoi

Reiji Isoi . 1978年生まれ。2000年代前半から音楽業界を中心に撮影活動を開始し、音楽・文芸誌に写真、インタビュー記事等を寄稿する等コンテンツ制作の仕事をこなす。各地で起こる皆既日食、米国のバーニングマン、インドのクンブメーラ祭など、世界中をほっつき歩いて、森羅万象の片影を撮りアーカイビングし続けている。仲間と突発的に結成した「宇宙メガネ」からも不定期に発信中。現在、関西在住。 ≫ 他の記事

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