ハイTOUCH・LOFTOUCH・友TOUCH『KYOTO FRIEND’S DAY』

立命館大学有志×京都ロフト=メディアアートが楽しめる!

In ニュース by Chisai Fujita 2014-08-19

買物客でにぎわう、京都ロフトの店内。この夏、映像やメディアアートをつかった作品が、なんと店内で楽しめるのです!

仕掛けたのは立命館大学Moonwalkers、映像学部望月研究室の有志グループのメンバーです。友達と共感したり、気持ちを伝える「ハイタッチ」をトリガーにしたインタラクティブな作品が、京都ロフトの4ヶ所に置かれています。

例えば地下1階に置かれた、この「ハイタッチ!PON!」。

ただモニターが置かれている、のではありません!この前で友達と「ハイタッチ」してみましょう。

あらまっ!友達も私も帽子をかぶって、ハイタッチした手の部分からかわいらしいふき出しが!!

これはモニターの下にあるセンサーで、人間の骨格を認知し、頭部分には帽子が、手を合わせることでふき出しのアニメーションが飛び出すようになってるんです。

「個性やオリジナリティを求める「アート」の部分と、京都ロフトに来店する「多くの人が楽しむことができる」という部分を、うまくつなげることに苦労しました。メンバーは3人1組で、プログラミングやアニメーション、展示方法や予算管理までこなしました」。(Moonwalkersメンバー オム・ジョンシクさん)

他にも友達とハイタッチしながら玉を持つことで、微電流が通じ合い、おみくじを引くことができる「ハイタッチ神社」(3階)、ひとりで手の模型にハイタッチするとアニメーションが動く「ハイタッチBOX」(1階)、ハイタッチのできない距離に置かれた輪の中に手を伸ばすと、その反応を察知して音や光が発生する「ノータッチハイタッチ」(2階)があります。

友達と買物に行くという場所だけではなく、一緒に楽しいこともできるという京都ロフト。メディアアートだからこそできるし、メディアアートの可能性を感じることもできますよ。

開催概要:
ハイTOUCH・LOFTOUCH・友TOUCH『KYOTO FRIEND’S DAY』

日時:8月1日(金)~8月31日(日)
会場:京都ロフト 地下1階~3階
問い合わせ先:京都ロフト(担当 海野、縄井) TEL075-255-6210(代表)

Chisai Fujita

Chisai Fujita . 藤田千彩アートライター/アートジャーナリスト。1974年岡山県生まれ。玉川大学文学部芸術学科芸術文化専攻卒業後、某大手通信会社で社内報の編集業務を手掛ける。5年半のOL生活中に、ギャラリーや横浜トリエンナーレでアートボランティアを経験。2002年独立後、フリーランスでアートライター、編集に携わっている。これまで「ぴあ」「週刊SPA!」「美術手帖」など雑誌、「AllAbout」「artscape」などウェブサイトに、展覧会紹介、レビューやインタビューの執筆、書籍編集を行っている。2005年から「PEELER」を運営する(共同編集:野田利也)。鑑賞活動にも力を入れ、定期的にアートに関心の高い一般人と美術館やギャラリーをまわる「アート巡り」を開催している。また現代アートの現状やアートシーンを伝える・鑑賞する授業として、2011年度、2014年度、2015年度愛知県立芸術大学非常勤講師、2012年度京都精華大学非常勤講師、2016年度愛知県立芸術大学非常勤研究員、2014~ 2017年度大阪成蹊大学非常勤講師などを担当している。 写真 (C) Takuya Matsumi ≫ 他の記事

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