8月5日から、奈良公園一帯で開催される「なら燈花会」にて今年新たな試みが始まります。
「なら燈花会」は世界遺産に囲まれた奈良公園一面に、数万本のろうそくの火が一同に灯る、夏の風物詩として毎年大勢の来場者で賑わう人気イベントです。
歴史のある古都奈良での名物イベントにて、今年は新たな試みとして、壮大なスケールのインタラクティブなアート作品が展示されます。開催エリアの一部である奈良県新公会堂中庭に、合計8台のプロジェクターと、庭の樹木を照らしだすために設置された無数のLED照明、さらに庭中に設置された数々のスピーカーからなる大規模なシステムを投入した、先端的アートの試みが開催されます。
来場者が自ら灯した沢山のろうそくの灯りとともに、一面に広がる光の演出をインタラクティブに体験できる一客一燈エリアでは、「SYSTEM OF THE EAST」と名打った映像演出のプロデュースを若手のインタラクションデザイナー・VJとして注目を集める中田拓馬氏がディレクションします。幼少期より世界各地での生活経験があり、近年もオランダ留学中に欧州各地でVJ・プロジェクションマッピングの経験を積んだ中田氏が、これまでに培った演出のセンスや技術を駆使し、古都奈良を舞台に1999年から続く祈りのイベント「なら燈花会」に臨みます。
また、本プロジェクトをきっかけに結成された、プロジェクトチーム鵺(NUE)のメンバーは、中田氏を含め、株式会社鬼(Demon Pictures co.,ltd.)を最近設立したカメラマンの金沢康行、WEBプログラミング、スマートフォンアプリやハードウェアの開発まで行なう若手エンジニアの三上航人らで構成されており、以前中田氏がモーションセンサーを用いて、ミュージシャンのRyo Fujimoto(Humanelectro)と行った実験的コラボレーションである「Σプロジェクト」にも協力している顔ぶれが、本イベントで再び揃います。
また、メキシコからも、チーム鵺(NUE)と交流のあるアーティストのENRIQUE ARCE、ミュージシャンのINNER SCIENCEらが、それぞれインタラクションの設計と、楽曲提供の為に来日参加し、広大な庭を舞台にしたイベントに彩りを添えます。
夏の夜に古都で開催される、伝統とテクノロジーが融合する参加型のイベントを是非体験してみてはいかがでしょうか?
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開催概要
日時:2014年8月5曰 ~ 8月14日 19 : 00 ~ 21 : 45
会場:奈良県新公会堂(一客一燈エリア)庭園特設広場
住所:〒630-821奈良県奈良市春日野町101
料金:500円 ※《ー客一燈》 1個につき1グルーブ(大人4名まで、小学生以下は人数に含みません)
参加アーティスト
鵺(NUE)/ENRIQUE ARCE/INNER SCIENCE
お問い合わせ先
〒630-8244 奈良市三条町547
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