今年の春の京都は、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015、KYOTOGRAPIE 京都国際写真祭、アートフェア超KYOTOなど、注目のイベントが目白押しです。あわせて、美術館、ギャラリー、アートプロジェクトなどがアートシーンを盛り上げようとイベントを開催しています。
この時期の盛りだくさんなアートシーンから、KABおすすめのイベントを2本、ツアー形式の記事でご紹介します!
東山エリア
東山付近は、美術館、図書館、京都会館、動物園などがある文化エリアです。日本の歴史公園100選に認定されている岡崎公園をはじめ、平安神宮や南禅寺などはガイドブックには必ず掲載されている観光スポットです。多くの旅行者が訪れる場所ですが、京都の中では広い歩道があるために、開放感があり散策しやすい地域でもあります。朝は比較的人が少ないので、新鮮な空気を味わいながら出かけられるのがオススメです。
今回ご紹介するイベントは、じっくり見ると半日以上かかるものもありますので、2日に分けて鑑賞されるのもいいかもしれませんね。
イチ押しイベントリスト
※ 各イベントには、別途チケットが必要です。詳しくは、イベントHPを参照下さい。
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■ 京都市美術館
ー公立美術館では日本最古の帝冠様式建築(想定滞在時間 180分)
<展覧会>
2015年3月7日(土)~5月10日(日)
9:00~19:00(最終入館は18: 30)
休館日: 毎週月曜日世界中から注目されている国内外の芸術家が京都に集う現代美術の大規模な国際展。美術館入り口にはやなぎみわの巨大な移動舞台車が出現。また、1階の大陳列室には高さ15メートルに及ぶ蔡國強の竹製の塔作品に京都の子どもたちが作った大量のオブジェが飾られるという大型作品が出現。公式カタログやグッズなどを揃えるブックショップや、カフェなどもぜひ立ち寄ってみてください。
※ 映像作品が多いので、ゆっくり見られたい方は時間に余裕を持ってお出かけ下さい。 -
■ 京都国立近代美術館
ープリツカー賞受賞建築家・槇文彦による現代的な建築
現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展
– ヤゲオ財団コレクションより –
(想定滞在時間 60分)
2015年3月31日(火)– 5月31日(日)
9: 30~17:00(最終入館は16: 30)
※ 夜間開館:
2015年4月3日~8月14日までの金曜
9: 30~20:00(最終入館は19: 30)
休館日: 毎週月曜日本展は個人コレクターの収集した作品群の展示であることもあり、平面や彫刻作品が中心です。現代美術界を代表するコアな作家の作品を中心に約70点展示しています。ゲルハルト・リヒターやマーク・ロスコの絵画、アンドレアス・グルスキーの写真、ロン・ミュエクの彫刻作品もあります。
同時に、日本未発表だった中国のアーティスト達の大作がみられるのもオススメのポイントです。
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■ 細見美術館
ー約1000点に及ぶ日本美術コレクション(想定滞在時間 60分)
2015年3月5日(木)– 5月17日(日)
10:00~18:00(最終入館は17: 30)
休館日: 毎週月曜日展覧会では、写真術が渡来した幕末明治から銀塩写真が最盛期を迎えた20世紀に活躍した写真家達の珠玉の名作101点が展示されています。
日本における「写真」を永く支えてきた富士フイルム株式会社は、2014年1月、創立80周年を記念して「フジフイルム・フォトコレクション」を立ち上げました。(公式HPより)
現在、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015も開催され、国際的な作家達の作品を市内一円でみることができます。本展で、日本の写真文化の黎明期を支えてきた作家達の写真と対比させてみるのはいかがでしょうか。
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■ イムラアートギャラリー
ー若手からベテラン作家までを取り扱う現代美術の企画ギャラリー(想定滞在時間 30分)
2015年4月18日(土)~5月23日(土)
11:00~19:00
休廊日: 毎週日曜日・月曜日・祝日ひとつの被写体を画面に複数化することで、現実には存在しない世界、独自の制作方法を用いて写真と絵画の境界を描いています。
※KG+2015参加イベント -
■ アンスティチュ・フランセ関西 – 京都
ー 西日本最大のフランス文化センター(想定滞在時間 30分)
2015年4月23日(木)~5月10日(日)
10:00~19:00
休館日: 毎週月曜日・祝日リセ・フランセ・ド・京都のCM2の生徒たちは、オランダのバロック画家、フェルメールの作品を手本に、学校生活のなかで起こりうる場面を想定・演出。フェルメールの作品に特有の陰影効果を再現しつつ、自ら悪戯な生徒に扮したポートレート写真プロジェクトを立ち上げました。
KYOTOGRAPHIEスタッフの協力のもと、フォトグラファーでも被写体でもある子供たちが自信をもってお届けする「小悪魔たち」の写真展です。(展覧会公式Webより)
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RECORDING / DECODING (KYOTO – HONK-KONG – ISTANBUL)
(想定滞在時間 30分)
015年4月18日(土)~5月10日(日)
10:00~19:00
休館日: 毎週月曜日・祝日写真はその発明以来180年間、記録と表現の間を揺れ動きながら、変化し続ける世界を表象してきました。近年はデジタルテクノロジーの発達と普及により、写真におけるリアリティや世界を表象することの意味も変わりつつあります。
本展では「記録」をキーワードに、写真を記録のツールとして用いながらも、同時に表現へと展開していこうと試みる京都在住の作家3名が、それぞれ京都/香港/イスタンブールで制作した作品を展示しています。(展覧会公式Webより)
参加作家: 大河原光、畠山元成、小野規
※KG+2015参加イベント