PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015、KYOTOGRAPIE 京都国際写真祭など、注目のイベントが目白押しだった春の京都。Kansai Art Beatでは、Art Grid Kyotoとタッグを組んで「Kansai Art Beat×Art Grid Kyoto 2015年 春の京都・アートツアー」を開催しました。今回は、4月25日(土)に行われたツアーの様子をレポートします!
この日の京都の天気は快晴。絶好のツアー日和とあって、近畿県外や海外からのアートファンを含む26名が参加くださいました。ツアー行程は烏丸四条〜烏丸御池周辺の6つの展示会場と、二条駅近くに2015年1月にオープンしたばかりの「京都アートホステル クマグスク」。では、この日訪れた展示会場とツアーの様子をご紹介します!
京都芸術センター
PARASOPHIAのプログラムからアーノウト・ミックによるビデオインスタレーション作品「異言」と、展覧会ドラフト2015の川村麻純による映像作品「鳥の歌」を鑑賞。京都芸術センターに来るのが初めての方にとっては、小学校のあとを受け継いだ建物自体も魅力的なようでした。
無名舎
KYOTO GRAPHIEのプログラムから山谷佑介による写真展「Tsugi no yoru e」を鑑賞。大阪の若者たちを撮影したエネルギー溢れる作品を、落ち着いた京町屋で鑑賞するという刺激的な体験ができました。
誉田屋源兵衛 黒蔵
こちらもKYOTO GRAPHIEのプログラムからマルク・リブーによる写真展「Alaska」を鑑賞。当時未開の地であったアラスカの白銀の世界を撮影した作品はもちろん、会場である建物の上品で趣あるしつらえに皆さんうっとりされていました。
続いて大垣書店のショーウィンドウに展示されたPARASOPHIAのプログラムのひとつ、リサ・アン・アワーバックによる写真とニットの作品を鑑賞した後は、Kansai Art Beatのオフィスでひと休み。参加者の皆さんが好きな作品やおすすめの展覧会などアートの話に花が咲きました。
嶋臺ギャラリー
KYOTO GRAPHIEのプログラムからフランシス・ウルフによる写真展「A Vision on Jazz:フランシス・ウルフとブルーノート・レコード」展を鑑賞。あのブルーノート・レコードのアーティストたちの生き生きとした姿を、ジャズの流れる会場で堪能しました。
京都国際マンガミュージアム
横山裕一による「これをネオ壁画と呼ぶ – 集合する名士とけもの」展を鑑賞。休日ということもあって、キャンディ・キャンディといった名作から進撃の巨人まで、古今東西のマンガを読みふける人で溢れていました。
京都アートホステル クマグスク
最後に訪れたのは2015年1月にオープンした話題のアートホステル、クマグスク。館内の展示作品は通常は宿泊客のみが鑑賞できる施設とあって参加者の期待値も高かったのではないでしょうか。この日は特別に京都の寺町今出川にオープンしたばかりのフリーペーパー専門店「只本屋」も特別出店!
館内展示の「光の洞窟」展やシュヴァーム・トムさんのアーティストトークを聞きながら写真展「Decoupled Horizons」を鑑賞し、フードやドリンクを楽しみながらのパーティーでアートファン同士の交流を深めました。
今回、Kansai Art Beatとしては久しぶりのアートファンとの交流イベントとなり、皆さんが今どんなアートに注目しているのか、どんな展覧会に興味があるのかなどを肌で感じることのできる機会となりました。参加いただいた方からは「こんなところでアートイベントを開催していたなんて知らなかった!」という反応をたくさんいただき、アートやデザインのイベント情報を最適なタイミングで必要とする人に発信することの重要性を改めて感じています。
Kansai Art Beatでは、日本語&英語で関西圏の展覧会・イベント情報を発信するバイリンガルサイトはもちろん、FacebookやTwitter、KABlogでも注目いただきたい情報をこれからも発信していきますので、ぜひご活用くださいね。
今回のような交流イベントを開催する際は、FacebookやTwitterで情報を公開しますのでどうぞお見逃しなく!