特集展示『光について』和歌山県立近代美術館

現代の作家によるさまざまな光のあらわれ

poster for About Light

「光について」展

和歌山県エリアにある
和歌山県立近代美術館にて
このイベントは終了しました。 - (2015-12-23 - 2016-03-13)

In フォトレポート by Reiji Isoi 2016-02-06

光をテーマに現代の美術作品を紹介する特集展示『光について』が、和歌山県立近代美術館で只今(〜3/13迄)開催中です。

自然の光や人口の光、さまざまな種類の光とともに私たちは生活しています。
見ることにとって欠かせない光は、視覚芸術にとっても重要な存在であり、光(と影)をどう表現するかというテーマは、今日においても芸術表現を発展させ続けています。

人類の祖先が先史時代より洞窟に絵画を描き残しているように、視覚像を創造することや、言葉では表せないものを視覚像によって表現する欲求は、人間にとって根源的なものです。光のはたらきを捉え理解しようとする人間の営みは文明の歴史とほぼ同じくらい古いものといえるでしょう。古来より、科学者、物理学者、詩人、哲学者、画家、エンジニアといった異なるフィールドの人々が、それぞれの観点から、その理解を深めようと探求を続けていますが、「光の本質が何か」ということは根本的な答えのない疑問として、未だ人類にとって謎であり続けています。

「50年にわたって意識的に考え続けてきたが、『光とは何か』という問いへの答えに少しも近づいていない。もちろん今日、恥知らずな連中はみな答えを知っているつもりでいるが、それは自分を欺いているのだ。」とは、生涯をかけて理論物理学の領域で光を観察し続け、相対性理論を世に問うたアルベルト・アインシュタインが1951年に残した言葉です。

光について、物理学者たちは科学的に、哲学者・思想家たちは象徴的・観念的に、技術者たちは実用的に、それを扱ってきました。
では、芸術家・美術家たちは光をどう扱うのでしょうか?今回の展示では現代の作家たちが、光の捉え方・扱い方を独特な表現に還元した作品を通じて、さまざまな光のあらわれを鑑賞できます。

光についての作品を通じ、その存在と性質にあらためて目を向けることは、私たちが認識している世界の在り方を問い直すきっかけともなるかもしれません。視覚表現を通して、普段意識することのない私たちの認識のあり方に光を投げかける本展示に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

【会 場】 和歌山県立近代美術館 1階展示室B
【会 期】 2015(平成27)年12月23日(水・祝)ー 2016(平成28)年3月13日(日)
【開館時間】 9時30分−17時(入場は16時30分まで)
【休 館 日】 月曜日(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
【観 覧 料】 一般340(270)円、大学生230(180)円 ( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料
*「コレクション展 2015/16-冬」と共通
【詳細情報】http://www.momaw.jp/exhibit/now/post-96.php

Reiji Isoi

Reiji Isoi . 1978年生まれ。00年代前半より音楽業界を中心に写真の撮影活動を始め、音楽・美術・文芸誌に写真・インタビュー記事等を寄稿するほか、映像撮影・制作の仕事に携わる。仲間と突発的に結成した『宇宙メガネ』からも不定期に発信することがある。各地で起こる皆既日食、米国のバーニングマン、インドのクンブメーラ祭、古代遺跡でのイベントなど、津々浦々で出会う作品や表現者たちとの交流を通じ、森羅万象の片影を捉えようとカメラを携え日々撮り続けている。 http://razyisoi.jp/ ≫ 他の記事

KABlogについて

Kansai Art Beatの運営チームにまつわるニュースをお伝えします。

Facebook

KABlogのそれぞれの記事は著者個人の文責によるものであり、その雇用主、Kansai Art Beat、NPO法人GADAGOの見解、意向を示すものではありません。

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2021) - About - Contact - Privacy - Terms of Use