アートリノベーションプロジェクト「APartMENT」

19日にトークイベントも。北加賀屋の元社宅がアートな集合住宅に!

In ニュース by Chiaki Ogura 2016-03-17

アートの街とも呼ばれる大阪・北加賀屋で、アーティスト・クリエイターを巻き込んだリノベーションプロジェクト「APartMENT」が始動します。元々鉄工所の社宅として建てられた建物を、アートな集合住宅にリノベーションするというもので、インテリア、現代アート、照明、プロダクト、造園、テクノロジーといった「建築設計」という垣根を越えて集まった8組のアーティスト・クリエイターが1部屋ずつプロデュースを手がけます。この部屋は、実際に賃貸物件として扱われ、居住することも可能。プロジェクトコーディネーターとして、大阪R不動産を運営するアートアンドクラフトが携わっています。

ー造船所跡地をアートの実験場として再活用

かつては、造船の町として栄えた大阪市住之江区北加賀屋。企画の元となっているのは、2009年からおおさか創造千島財団が進めている、KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想。アーティストやクリエイターがアトリエやオフィス等を開設・運営し、「芸術・文化が集積する創造拠点」として再生することを目指そうというもので、北加賀屋エリア(大阪市住之江区)を創造性あふれる魅力的なまちに変えていく試みとして提唱されました。

ー”建築”の枠を超えて集まった8組のアーティスト、クリエイター

今回注目したいのは、現代アート、プロダクト、照明、テクノロジー、インテリア、造園といった、普段はリノベーションに携わることのないアーティスト・クリエイターによる新しい視点により、部屋がプロデュースされるというところ。

Webから空間におけるインタラクティブデザインまで、アートとエンターテインメントの境界を横断するクリエイティブ集団「Rhizomatiks」や、現代アーティストの松延総司氏、現実世界とのズレや揺らぎを生み出すアート作品を生み出す松本尚氏などが参加します。
大阪を拠点に活動する“モノづくり/コトづくり“集団である「電化美術」やパーソナル・ファブリケーション(大量生産の市場原理でない、個人的なものづくり)の可能性を探る実験的な市民工房である「FabLab Kitakagaya」のコラボレーションによる住空間も見逃せません。

3月19日(土)17:00から、8組のアーティスト・クリエイターによるトークイベントも開催予定。各部屋のコンセプトや制作エピソードなどをざっくばらんに聞くことができそうです。以後、内覧会も随時実施されます。新しく北加賀屋で起こっているムーブメントを、この目で確認してみてはいかがでしょうか?

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■3月19日(土)トークイベント&オープニングパーティー
8組のアーティストが北加賀屋のランドマーク名村造船所跡地に集結
17:00~ トークイベント / 18:30~ オープニングパーティー
※参加ご希望の方は下記フォームよりお申込をお願いします。
※申込は先着順です。定員に達し次第締め切りとなります。
お申込はこちら

日 時:2016年3月19日(土)17:00 〜(開場:16:30)
場 所:クリエイティブセンター大阪 
住 所:大阪市住之江区北加賀屋4-1-55 名村造船所跡地内
参加費:1,000円(パーティー時の軽飲食代を含む)
お問い合わせ先:06-6681-6170(千島土地)
*会場までのアクセス:
http://www.namura.cc/access.html
APartMENTから会場までは徒歩約10分です。
車でお越しの方は、会場内のパーキング(有料)をご利用ください。

【APartMENT 一般公開】
※下記時間帯は自由にご覧頂けます
3月19日(土)13時—15時
3月20日(日)21日(月・祝)
26日(土)27日(日)14-16時

【入居希望の方は下記物件ページをご覧ください】
「APartMENT【8 ARTISTS PROJECT】」
https://docs.google.com/forms/d/1TRxDTMTvrBtP7ldI4fr6L7tx-TD6Byr7L2w9pM9MJw0/viewform?c=0&w=1

Chiaki Ogura

Chiaki Ogura . 岡山県出身。広告代理店・広報部にて勤め、現在はフリーライター・フォトグラファーとして活動中。ジャンルは幅広く、雑誌やWEB媒体などで執筆。ベンシャーンやアンディ・ウォーホルに感銘を受け、アートの世界に。ギャラリーや美術館の空間をこよなく愛する。作品を目の前にしたときの、右脳がぐらっと動かされる感覚がたまらない。comocomo.cafe ≫ 他の記事

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