HOTEL THE Grandee(ホテル ザ グランデ)大阪・心斎橋

自然の要素をモチーフに、デザイナーやアーティストが個性豊かにアレンジした45室!

In ニュース by Chiaki Ogura 2016-12-31

2016年11月29日、大阪心斎橋にグランドオープンしたばかりの、HOTEL THE Grandee(ホテル ザ グランデ)。アーティストやデザイナーと共につくられた全室異なるデザインを施したデザインルームが特徴的だと注目を集めています。ホテルのコンセプトに掲げているのは、「Element of Nature & Chic Oasis」。火・水・土・光・植物・月・太陽など、自然の要素をホテルロビーや各部屋に落とし込んでアレンジし、自然を感じながら、都会の中で心落ち着けるホテル空間を演出しています。全45室のうち、とっておきのお部屋をいくつかご紹介いたします。

—711号室
プラントハンター/そら植物園 代表 西畠清順氏が全面プロデュースを手掛けたアーティストルーム。部屋のドアを開けると、壁一面の緑!客室の壁がすべて着生植物などの壁面緑化で覆われている一室、「着床床」です。インドネシア・バリ島ウブドにある、締め殺しの木と呼ばれる『アコウ』が、床から天井にかけてそびえ立っており、本物の森林浴を体験をすることができます。日本全国・世界数十カ国を旅し、植物を収集している植物プラントハンターである西畠清順氏ならではのプロデュースだといえるでしょう。部屋の中には、十数種類もの緑そのものから出てくる自然な香りが満ちています。

— 812号室
部屋の真ん中につくられた枯山水が空間を独占しています。こちらも同様に、西畠清順氏がつくりあげた、「只楽」という部屋。「只楽」とは、”ひたすらシンプルに時を楽しむ様”を意味する禅語で、ベッドの枕元には、書道家・青柳美扇氏による躍動感のある作品も掛けられています。西畠氏がこの場に訪れた時に受けたインスピレーションから、自由な発想で創り出したという枯山水にご注目ください。

— 614号室
黒を基調とした一室『漆黒』では、焼き杉の黒い板や黒皮鉄板を壁などに使用しており、書道家・武田双雲氏の『櫻』という文字が、象徴的に展示れています。和のテイストをかね揃えつつ、細部には近代的なアレンジが施された迫力のある部屋。また、ベッド脇にそっと置かれた小さな桜が、重厚な黒の空間の中にほっとする安らぎを演出しています。

— 612号室
ここでしか見られない一室はこちら。コンセプトは「Peace of the Earth」です。壁一面に散りばめられた大量のアメジストは『隕石』をイメージさせ、その隕石を星空のように瞬く天井の照明が照らします。地表を彷彿とさせる質感や色が統一されている壁紙、ソファも個性的で、宇宙に飛び出たような非現実空間を創り出しています。

その他、スイートルームなどもこだわりのデザインが。都会の中心部で、落ち着いたラグジュアリーな空間を保ちつつ、自然の要素で”遊んでいる”ホテル。まさに大人のイキな遊びとでもいえましょうか。様々なシーンで使えそうなので、ぜひ全泊コンプリートしてみてはいかがでしょうか。

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【概要】
HOTEL THE Grandee(ホテル ザ グランデ)
住所:〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-6-28
TEL:06-6251-7170
FAX:06-6251-7187
URL:http://www.thegrandee.co.jp/

Chiaki Ogura

Chiaki Ogura . 岡山県出身。広告代理店・広報部にて勤め、現在はフリーライター・フォトグラファーとして活動中。ジャンルは幅広く、雑誌やWEB媒体などで執筆。ベンシャーンやアンディ・ウォーホルに感銘を受け、アートの世界に。ギャラリーや美術館の空間をこよなく愛する。作品を目の前にしたときの、右脳がぐらっと動かされる感覚がたまらない。comocomo.cafe ≫ 他の記事

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