神戸にしかない芸術祭、船上からアートを見る!

神戸開港150周年記念 港都(こうと)KOBE芸術祭

In トップ記事 レビュー by Aki Kuroki 2017-10-05

神戸開港150周年を記念して神戸港、神戸空港島(神戸市中央区)を会場に神戸市が主催する『港都(こうと)KOBE芸術祭』(開催テーマは「時を刻み、豊かな広がりへ」)が9月16日(土)から10月15日(日)の1か月間おこなわれています。

緑豊かな六甲の山々、瀬戸内の穏やかな青い海、旧居留地や南京町、北野異人館などの特色ある魅力的なエリア、1000万ドルともいわれる夜景など、他にはない港町神戸の風情が多くの人々を惹きつけてきました。1868年の神戸港開港以来、国際貿易港としてものだけでなく、人や情報、さまざまな文化が行き交い、2006年には神戸空港が開港、空からのアクセスも可能になりました。

『港都KOBE芸術祭』では、そんな神戸港内に国内外の19組のアーティストの作品が設置され、船上からの鑑賞が10作品(うち3作品はポートアイランドの北公園で間近で見られます)、神戸ポートターミナルホールとその周辺8作品、神戸空港島で3作品、メリケンパークが1作品(期間限定10/6~10/15)、作品総展示数は22。アートを楽しみながら港町神戸の魅力も十分に堪能できる会場構成になっています。

潮風に吹かれワクワク感がとまらないアート鑑賞船

船上からしか見ることのできない作品が多数あるので、この期間限定運航のアート鑑賞船の利用は必須。しかも、うっかりしていると知らない間に通り過ぎてしまうので、作品ポイントをしっかり押さえたうえで海上をしっかり見張っていなければなりません(笑)。でも、そのおかげで海や神戸の街並みをしっかり見ることができますし、作品が見えた時の喜びはひとしおです。

見どころ多くカフェ&ランチもOK、ポートライナー沿線

次に向かったのはポートライナー沿線。神戸フェリーターミナルから神戸ポートターミナルホール周辺で8作品、神戸空港駅&神戸空港ターミナル展望デッキでは3作品がお目見え。海外からの招聘アーティストもこちらで見ることができ、見ごたえのある作品がずらりとラインナップ。海や空が身近に感じられるロケーション、神戸空港ではランチやカフェも楽しめます。

次に紹介するのは神戸大橋のふもと、ポートアイランド北公園。海の向こう側に神戸の街並みと山のコントラストがハッキリと見え、日が暮れると夜景が美しい隠れスポットのひとつ。ここでは、船上から遠目でしか見ることができなかった作品をじっくり間近で鑑賞することができます。

大政奉還をきっかけに多くの変化を日本は経験してきました。その同じ年に神戸港が開港して150年。その間、神戸の街もまたさまざまな変化を遂げてきています。記憶に新しいところでは、ポートアイランド(1981年)、メリケンパーク(1987年)、六甲アイランド(1988年)、ハーバーランド(1992年)、HAT神戸(1998年)、ハーバーハイウェイ(1993年)、神戸空港(2006年)など神戸沿岸部の再開発、途中震災などの大きな出来事も踏まえながら、魅力ある「港都 神戸」を目指した街づくりの取り組みがされています。これまで神戸が“刻んできた時”、これからの未来への“豊かな広がり“、前進し続けていく都市のさまを、アート鑑賞を通じて知ることができるよい機会になっているのではないでしょうか。アートはさまざまな分野、世界と網目のように複雑に繋がり、アートに留まらず興味や視野をさらに押し広げ、私たちを色んな場所や機会へ連れ出してくれるように思えてなりません。

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<イベントのお知らせ>
出展作家・やなぎみわさんによる作品展示とクロージング・イベント「世界の港へ贈るもの」

いよいよ10月6日(金)から、メリケンパークにてやなぎみわさんによる作品展示が始まります。また、同芸術祭の閉幕日10月15日(日)にはクロージング・イベント「世界の港へ贈るもの」は見逃せません。

■やなぎみわさんによる作品「花鳥虹」の展示
【会場】メリケンパーク
【期間】2017年10月6日(金)~10月15日(日)
※10月6日(金)、7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)、13日(金)、14日(土)、15日(日)の各日18時から21時まで、作品「花鳥虹」を展開し、点灯。
■やなぎみわさんによるクロージング・イベント(入場無料)
【会場】メリケンパーク
【日時】2017年10月15日(日)17:30~18:30

※詳細はこちらでご確認ください。
http://www.kobe-artfes.jp/session/2771/

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神戸開港150周年記念「港都(こうと)KOBE芸術祭」

【会期】2017年9月16日(土)~10月15日(日)
【会場】神戸港、神戸空港島各所
【料金】無料 ※アート鑑賞船は有料
【問合わせ】078-322-6490(港都KOBE芸術祭実行委員会事務局)
【HP】http://www.kobe-artfes.jp/
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Aki Kuroki

Aki Kuroki . 兵庫県出身。広告代理店にてアカウントエグゼクティブとして主に流通業を担当、新聞・ラジオ・テレビ・雑誌などのメディアプロモーション、イベント・印刷物などを手掛ける。神戸アーバンリゾートフェアではイベントディレクターとしてフェア事務局に赴任。 その後、10年間心理カウンセラーのかたわら、ロジャーズカウンセリング・アドラー心理学・交流分析のトレーナーを担当。神戸市 保険福祉局 発達障害者支援センター設立当初より3年間カウンセラーとして従事。 2010年よりフリーランスライターとして、WEBや雑誌の編集・インタビュー・執筆などを手掛けた後、現在は美術ライターとして活動。アートの世界のインタープリターとしての役割を果たしたい。 ≫ 他の記事

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