「天体と宇宙の美学」展

滋賀県立近代美術館

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地球上の生命の源である太陽、満天の夜空に輝く星や月、無限に広がる宇宙空間に漂う銀河系。宇宙の神秘と謎はたえず人間の魂を魅了し、人々の想像力をかき立ててきました。古代より星辰の運動は、航海や牧畜、農耕などの日々の労働と生活に密接に結びつき、また惑星と黄道十二宮は、人間の性質や運命に多大な影響を及ぼすと考えられてきました。近代以降、天文学がめざましい発展を遂げ、宇宙に関する知識は飛躍的に拡大深化しましたが、それでもなお宇宙は人間にとって、無限の謎を秘めた存在であり、今なお人々は夜空を見上げ、星や宇宙に思いを馳せています。
この展覧会は、近現代美術を中心に、太陽と月、惑星や恒星、銀河などの天体と宇宙を主題にした美術作品を、絵画、水彩、版画、写真、立体作品など、さまざまな分野から選び、芸術家が、天体や宇宙をどのように思い描き、作品の中にどのような夢を託してきたのか、天文学からいかなる影響を受けてきたのかなど、人間と天体、人間と宇宙の関わりを美術の中に探ります。芸術家の魂がとらえた天界のイメージの中には、人間の喜びや悲しみ、不安や畏れ、無限の彼方への夢と憧憬、未知なるものへの飽くなき探求心などが映し出されています。

記念講演会 10月14日(日) 14:00〜 当館講堂にて
「天体の図像学」藤田治彦(大阪大学大学院教授)

特別講演会 11月17日(土) 14:00〜 当館講堂にて
鏡リュウジ(占星術研究家、翻訳家)
定員 先着200名(当日、午後1時より入場整理券を配布)

美術館講座「美術の中に表された天体と宇宙のイメージ」 講堂にて
第1講「星座の歴史」11月4日(日) 10:30〜12:00  
第2講「聖母マリアと月」 11月4日(日) 13:30〜15:00
第3講「風景画の成立とともに」11月11日(日) 10:30〜12:00 
第4講「20世紀の星空、太陽と月」 11月11日(日) 13:30〜15:00
※4講連続で実施。事前申込制(締切は10月20日(土))

【画像:柄澤齊「『死と変容』第一集 夜 より 8.旅」(1986-88) ギャルリー宮脇蔵】

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