Reviews
♂=絵筆で”スッ”と描いた線の優しさ、
赤いティア・ドロップの儚さ、
暗くしたギャラリー内で、妖しく光るオブジェの美しさ…。
ぜひ、いらして下さい。
世界水準が、身近に眺められるのですから…。
>>JAN/25/'08 (FRI);
>>Written by "Kylin" .
テーマはいたってシンプルなのです。その代わり、表現の質が深い。もっと正確に言えば、色や材質にまでそれなりに理由がある(材質ははっきりとは忘れたが、この理由はどちらかといえばわりと安易なもの。)ので、それを知った上で見ると、微細でしっかりとした感情の存在に気づくはず。
見た目以上に、作品は“女性”そのもの。
決して、工芸品の類ではありません。たとえそうであったとして、LEDライトがそれを照らすことに、工業デザインを感じてもそれにごまかされてはいけません。それはあくまで、“作品を外から照らす手段の一つ”なのです。
女性を輝かせる・・・とくれば、多くの人はピンと来るものがおありでしょう。
01/31が最後の日です。一見さっぱりとした展示ですが、世界諸国を回っている彼女の目。世界から集まるものたちに囲まれて暮らす私たちと何が違うでしょうか・・・。
ぜひご覧ください。共感しうるものがあるはずです。