「慈覚大師 円仁とその名宝」展

滋賀県立近代美術館

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慈覚大師円仁(794-854)は、延暦寺の仏教の基礎を築きました。この展覧会では、円仁に関わる多数の国宝や重要文化財の仏教美術の名作を展示・公開します。円仁は下野国(現在の栃木県)に生まれ、比叡山に入山して最澄の弟子となり、天台宗の発展のために新しい仏教の導入を目指して、承和2年(835)に入唐しました。承和14年(847)に帰国して天台宗のみならず、日本の仏教の将来に計り知れないような成果をもたらしました。唐での活動を記録した『入唐求法巡礼行記』は、円仁の唐での苦難を伝えるとともに、当時の唐の社会や歴史についての貴重な記録として、高く評価されています。この展覧会では、円仁に関わる貴重な資料や肖像などはもとより、その請来された成果がどのように日本の仏教美術や思想の中で開花してゆくかを見てゆきます。いわば日本の仏教美術の名品展というべきもので、国宝22件・重要文化財51件を含む144件の名宝(展示替えを含む)を公開する、仏教美術の名宝展です。

講演会「慈覚大師円仁と天台の仏教美術」 8月25日(土) 14:00-
日曜美術鑑賞会円仁と比叡山の彫像」 9月2日(日) 14:00-
【画像:「両界曼荼羅図」2幅のうち「胎蔵界曼荼羅」 西明寺蔵】

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スケジュール

2007年08月11日 ~ 2007年09月24日

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