「上海 近代の美術」展
大阪市立美術館
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二千年余りにわたった帝政が崩壊し、1912年、民主革命により中華民国が成立しました。アヘン戦争による1842年の開港から発展を続けていた上海は、中国最大の都市となり空前の活況を呈しました。西洋文明が急激に流入するなか、美術界においても一大中心地となり、各地から多くの芸術家が集まって独自の新しい作風を興したのです。そこで生まれた作品は、花鳥や人物など一般にも理解しやすい画題が多く、鮮やかな色彩や力強い筆使いで人々を驚かせました。また、日本の文化人との往来も盛んに行われ、当時の交流の様子がうかがえる作品も多く残されています。
本展では、19世紀後半から20世紀前半にかけて中国・上海で花開いた美術−書画・篆刻(てんこく)の優品、約200件を展示します。世界一の中国美術工芸コレクションを誇る台湾の国立故宮博物院や鴻禧(こうき)美術館などが所蔵する約100件の日本初公開作品に加え、日本国内の美術館・博物館、個人が所蔵する未公開を含む作品約100件をあわせて展示します。
【画像:呉昌碩「臨石鼓文」東京国立博物館】
メディア
スケジュール
2007年09月04日 ~ 2007年10月14日
Reviews
Traditional China popped
By Matthew Larking
Special to The Japan Times
In the literati tradition, painting was a sophisticated leisure activity for landowners and imperial officials — not a commercially oriented practice catering to the whims of a newly buoyant market. Though painting for financial gain was despised by the literati, it was standard practice for the Shanghai School, who sold works through dealers and shops ...