「再考ー西宮と6人の美術家」展

西宮市大谷記念美術館

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神戸と大阪、二つの大都市の中間に位置する西宮は、海と山に近く温和な気候で良水にも恵まれ、古くから酒造業が盛んなところでした。明治末以降、相次いで開通した私鉄の沿線開発により、モダンで先進的な住宅都市として、多くの人々が移り住みました。そこには美術家たちも集まり、やがて文化の薫り高い街へと発展し、多くの美術家たちが活躍していきました。
本展ではそうした作家たちの中から、戦後関西の洋画壇の重鎮であり、美術教育にも携わった洋画家の伊藤慶之助(1897-1984)、抽象画に平行して具象画も描き、『街道をゆく』の挿絵でも知られる洋画家の須田剋太(1906-1990)、陶芸にシルクスクリーンの技法を取り入れ、聖書シリーズなど独創的な作品を発表した現代陶芸の荒木高子(1921-2004)、日本のグラフィックデザイナーの先駆として、メンソレータムのキャラクターをはじめ数多くの著名なデザインを手掛けた今竹七郎(1905-2000)、抽象画家として国際的に評価され、ユニークな野外美術展を企画した津高和一(1911- 1995)、石の彫刻を制作し、「環境造形Q」の一員としてパブリック・アート(公共彫刻)のあり方に一石を投じた山口牧生(1927-2001)ら、様々なジャンルにおいて活躍した6人の作家を取り上げます。
約80点の作品を展示するとともに関連の資料により、西宮ゆかりの美術家たちが残した偉業をあらためて振り返ります。

ギャラリートーク 4月12日、19日、26日、5月3日、10日(土) 14:00〜

【画像:今竹七郎 「The Orient OSAKA」 (1951)】

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スケジュール

2008年04月05日 ~ 2008年05月11日

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