「浅井忠と『装飾』- 武士山狩図から図案まで - 」
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
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浅井忠(1856 - 1907)は、本校の前身である京都高等工芸学校の図案科教授として京都に居住した晩年に、対照的な二つの室内装飾品の制作に携わりました。 その一つ、≪武士山狩図≫(1905年)は宮内省の下命により旧東宮御所の一室を飾る綴織の原画として描かれたもの。 丹念な写生を重ねることで、歴史画の趣漂う重厚な画面が作り上げられました。一方≪飾り戸棚≫(1907年頃)では身の回りのものを入れる戸棚の扉絵を手がけています。 写生にもとづきつつもアール・ヌーヴォーに琳派を掛け合わせた独特のデザインです。 この常設展示では、武士山狩図の下絵から図案にいたる浅井忠の「装飾」をめぐる多彩な世界をお楽しみください。
[画像: 浅井忠「 武士山狩図(人物)」 1905年]
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スケジュール
2013年10月21日 10:00 ~ 2013年11月30日 17:00