「山の神仏 - 吉野・熊野・高野」展

大阪市立美術館

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紀伊半島-それは本州最南端、三重・奈良・和歌山の三県にまたがる日本最大の半島。中央には標高1,000mをこえる山々が縦横に連なって紀伊山地を形成し、太平洋から吹きつける激しい風と日本有数の降水量という厳しい環境のなかで豊かな自然がはぐくまれました。そこでは、古代より「聖なる山」への様々な信仰が生まれ、今に息づいています。その核となるのが、役行者を祖とする修験道の一大拠点「吉野・大峯」、全国に広がる熊野信仰の中心「熊野三山」、真言密教の根本道場「高野山」です。三つの霊場とこれらを巡る「参詣道」は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。吉野・大峯、熊野三山、高野山の三霊場は、参詣道を通じて有機的な繋がりを保ちつつ、それぞれ独自の文化圏を形成してきました。一方で、日本固有の宗教である神道と中国・朝鮮半島から伝わった仏教が、併存あるいは融合して現在にいたるという大きな共通点を持っています。世界文化遺産登録10周年を記念して開催する本展では、三霊場を中心として、篤い信仰をあつめる「神と仏」のすがたを一堂に展観します。
※作品保護のため、会期中、絵画作品を中心に展示替えを行います。
前期展示:4/8(火)-5/6(火)
後期展示:5/8(木)-6/1(日)

[画像]: 熊野速玉大神坐像、国宝、平安時代、9世紀、和歌山・熊野速玉大社

メディア

スケジュール

2014年04月08日 9:30 ~ 2014年06月01日 17:00
休館:月曜日 ただし、5月5日は開館、7日は休館

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