第17回企画展 「野中古墳と『倭の五王』の時代」展

大阪大学総合学術博物館

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大阪大学の発掘調査により野中古墳から出土した11領の甲冑を一堂に初公開。1964年に大阪大学文学部により発掘調査された大阪府藤井寺市の野中古墳は、国の「世界遺産暫定リスト」にも記載された古市古墳群のなかでも、出土資料が質・量ともにもっとも充実した古墳です。とくに、11領が出土した鉄製甲冑は、規格的な鋲留短甲と眉庇付胄に加え、希少な襟付短甲と金銅装三尾鉄付きの革製衝角付胄からなる最古唯一の組合せ3領を含み、日本列島の中期古墳を代表する標識的な資料として広く知られています。このたび、同墳から出土した甲冑類について、文化庁の補助金※などにより新たに保存修復作業を行うことができたことから、これらの修復の成果を一堂に会して初披露いたします。またあわせて、大阪大学が調査を行ってきた河内周辺での遺跡調査の成果なども出品し、古墳時代研究の進展と「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録に向けての一助にしたいと思います。

[関連イベント]
・講演会「河内政権への道」
河内に古市・百舌鳥古墳群が築かれた、「倭の五王」の時代には、「河内政権」が存在したのではないかとして、学界では議論になっています。この講演会では、謎に満ちた日本古代史にせまる最先端の考古学研究をご紹介いたします。
日時: 2014年3月1日(土)13:00~15:40
   申込不要、当日先着順(定員 230名)、参加費無料
講演: 「野中古墳の発掘調査と出土品の保存修理」
    中久保辰夫 氏(大阪大学埋蔵文化財調査室助教)
   「野中古墳の武器と古墳時代の軍隊」
    豊島直博 氏(奈良大学文学部准教授)
   「古市・百舌鳥古墳群と世界の王陵」
    福永伸哉 氏(大阪大学文学研究科教授)
会場: 大阪大学基礎工学国際棟 Σ(シグマ)ホール
   (大阪大学豊中キャンパス)
主催: 大阪大学大学院文学研究科・大阪大学総合学術博物館

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スケジュール

2014年02月01日 10:30 ~ 2014年03月22日 17:00

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