「ビアズリーと日本」 展

滋賀県立近代美術館

poster for 「ビアズリーと日本」 展

このイベントは終了しました。

1890年代、彗星のように画壇に登場し、イラスト界に旋風を巻き起こした夭折の天才画家オーブリー・ビアズリー(1872年~98年)。そのビアズリーのイラストで飾られたオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』英訳版が1894年に世に出るや、19世紀末のイギリスに「ビアズリー時代」と呼ばれる熱狂を巻き起こしました。ビアズリーの影響は、欧米の美術の動向に熱いまなざしを注いでいた大正期の日本にも伝わります。多くの芸術家や文学者がビアズリーの虜になりますが、なかでも本を活躍の場とする版画家や挿絵画家、グラフィックデザイナーへの影響は絶大でした。一方、ビアズリー自身もヨーロッパを席巻したジャポニスムの洗礼を受け、初期の作品には日本美術、特に浮世絵にヒントを得た構図や描法を見ることができます。本展は19世紀末から20世紀にかけて、ビアズリーを軸に展開した日英のアートの相愛関係を、およそ270点のイラスト、版画、装幀本で紹介しています。わずか6年に満たない歳月を駆け抜け、常に高い完成度の独創的な仕事を遺した奇才ビアズリー。現代イラストの原点とも言えるその傑作の数々と、妖しい魔力に満ちたビアズリーの白黒の世界から養分を吸い取り、独自の花を咲かせた日英のアーティストたちの個性あふれる作品をご覧いただけます。

[関連イベント]
記念講演会「『サロメ』─美の衝撃、東西に走る」
日程: 3月13日(日)14:00~
会場: 当館講堂
講師: 河村錠一郎(一橋大学大学院言語社会研究科名誉教授)
参加費: 無料(要観覧券)

「ギャラリートーク」
日程: 2月7日(日)、14日(日)13:00~13:45
参加費: 無料(要観覧券)

「たいけんびじゅつかん(小中学生のための体験ワークショップ) レターセットをデザインしよう - アール・ヌーヴォー風 - 」
日時: 2月21日(日)10:00~15:00
対象: 小学1年生~中学3年生とその保護者
会場: 当館ワークショップルーム
定員: 30名(定員を超えた場合は抽選となります)
材料費: 一人500円(大人の方は観覧券が必要)

「滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール・滋賀県立近代美術館連携事業 - ビアズリーと大正期の日本の音楽 - 」
日時: 2月28日(日)14:00~15:00
会場: 滋賀県立近代美術館講堂 
出演: 栗原未和(ソプラノ)、二塚直紀(テノール)、二塚裕美(ピアニスト)
企画制作: 公益財団法人びわ湖ホール
定員: 150名
料金: 無料(当日12:30~整理券を発行)

メディア

スケジュール

2016年02月06日 9:30 ~ 2016年03月27日 17:00

Facebook

Reviews

Chisai Fujita tablog review

ビアズリーと日本

日本目線アーカイブズのような展覧会

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use