伊藤隆介+中田有美「ジオラマとパノラマ -Diverting Realities- 」
京都芸術センター
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若手作家とベテラン作家が出会うことで、現代美術が抱えている問題を浮き彫りにし、新たな展開を探る展覧会シリーズNEW INCUBATION。本展は、出展するアーティストにとっても、鑑賞者にとっても、刺激に富んだ挑戦の場となることを目指しています。第8回となる今回のNEW INCUBATIONは「ジオラマ」と「パノラマ」をキーワードとして、ベテラン作家として伊藤隆介、若手作家に中田有美を招きます。ジオラマとパノラマは、つくりものの背景と立体的な模型を組み合わせて本物のように見える錯覚を生み出す視覚装置として発明されました。本展では、「本物らしさ」から視点を転換させて(diverting realities)、それらの機構が生み出す現実感のズレや揺らぎに焦点を当てます。『ジオラマとパノラマ ――Diverting Realities』では、こうしたテーマをもとにそれぞれの作家が取り組んでいる作品シリーズ「Realistic Virtuality」と「背景の背景」から展示が構成されます。