「粋な古伊万里-江戸好みのうつわデザイン」 展

滋賀県立陶芸の森

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今から約400年前の17世紀初頭に、肥前有田(現:佐賀県西松浦郡有田町)で日本初の磁器が生み出されました。伊万里港から各地に向けて積み出されたことから「伊万里焼」と呼ばれます。17世紀中頃には中国陶磁の代替品としてヨーロッパに向けて海外輸出がはじまりました。その作風は中国陶磁の影響を色濃く受けていましたが、次第に日本独自の意匠も生み出され、国内外に流通するようになります。日本国内では、初期には高価な磁器は主に上層階級に使われていましたが、次第に都市部を中心に庶民層にも広がりをみせ、19世紀には多くの食器に磁器が使われるようになっていきました。
また一方、上方の庶民から生まれた<元禄文化>が、19世紀に入ると江戸の町にも普及しました。歌舞伎や浮世絵など、自由で華やかな庶民文化が流行し、人々は「粋な」江戸文化を謳歌したのです。日本料理の基礎ができたといわれるこの時代には食文化も豊かになり、ささやかな日々の生活で使われた日常器だけではなく、宴を彩る多種多様な磁器が使われるようになりました。都市・江戸の人々が好んだ伊万里焼には、現代の私たちがみても、どこか粋で洒落た雰囲気が漂います。 
本展では、初公開の古伊万里コレクションを通じて、江戸時代の人々が好んだ「粋な古伊万里」に注目し、その驚くべき意匠(デザイン)の世界を探ります。


[関連イベント]
ギャラリートーク(学芸員による展示解説)※事前申込み不要参加無料 本展の当日入館券が必要
日時:10月15日(日)、11月12日(日) 13時30分から(1時間程度)

子ども向け体験講座「和モダンなお皿をデザインしよう!!」(要事前申込み)
日時:10月21日(土) 10時から15時まで
参加費:幼児~大学生 1,000円 大人 2,010円
講師:髙間智子(陶芸家)

※詳細は、公式ホームページをご覧ください。

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スケジュール

2017年10月01日 9:30 ~ 2017年12月17日 17:00

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