小磯良平と吉原治良
兵庫県立美術館
田中千代学園芦屋校アトリエ開き・寄せ書きに描く吉原とそれを見つめる小磯 1952 年7 月 写真提供:学校法人田中千代学園
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小磯良平(1903-1988)と吉原治良(1905-1972)は、ともに戦前から戦中、そして戦後にわたって阪神間を主な拠点として活躍した画家です。小磯は、東京美術学校を卒業後渡欧し、アカデミックな西洋美術の正当な継承者をめざし、類まれなデッサン力を駆使した珠玉の人物画を数多く制作・発表し、日本を代表する具象絵画の巨匠として活躍してきました。一方の吉原は、ほぼ独学で絵画の技術を習得し、戦前の海外の抽象絵画に影響を受けた前衛的な作品を発表、数多くの抽象絵画を手がけました。
同展では、彼らの作品を時代ごとに「並置」し、その「同時代性」や「地域性」から垣間見える彼らの「対照性」と「類似性」が明らかにされます。
【関連イベント】
連続鼎談
①吉原治良編
日時:2018年4月22日(日) 14:00~
出演:加藤瑞穂氏(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)、高柳有紀子氏(大阪新美術館建設準備室主任学芸員)、鈴木慈氏(兵庫県立美術館学芸員)
②小磯良平編
日時:2018年5月6日(日) 14:00~
出演:辻智美氏(神戸市立博物館学芸員)、恵崎麻美氏(関西大学東西学術研究所非常勤研究員)、西田桐子氏(兵庫県立美術館学芸員)