2015年2月6日(金)~22日(日)に京都で映像芸術祭“MOVING 2015”が開催されます。第2回となる今回は、期間中全国から新進のアーティスト約30組を招き、京都芸術センター、京都シネマ、METRO、ARTZONE、アトリエ劇研など9会場で「MOVING Exhibition=映像の展覧会」「MOVING Screening=映画館での上映会」「MOVING Live=映像と音によるライブ」「MOVING Theatre=映像がメインとなる舞台公演」などが行われます。注目の映像芸術祭の4つのポイントをお教えします。
①国内外で注目されるアーティストたちが京都に集まります。
カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルでのPerfumeのパフォーマンスなど、映像ディレクションを手掛けるモーショングラフィック界のカリスマTAKCOMや、「ヨコハマトリエンナーレ 2011」(横浜美術館)や「MOT アニュアル 2011」(東京都現代美術館)への参加など、近年目覚ましい活躍をみせる作家八木良太など、国内外で注目される映像作家/アーティストたちが参加します。
また「映像がメインとなる舞台公演」や「映像と音によるライブ」には、阿部海太郎、青葉市子、Ametsub、mama!milkの生駒祐子、清水恒輔など、様々な分野から音楽家たちが出演します。
②「新作」「関西初」「初共演」など、注目のプログラムが目白押し。
「映像の展覧会」では、ほとんどのアーティストが新作を発表します。日本の電子音楽界のトップランナーであるAmetsubと様々なフィールドで活躍をみせる映像作家/現代美術家の宮永亮や、舞台演出家あごうさとしと美術家として映像を扱う山城大督などの初共演も注目のポイントとなっています。さらに『メトロポリス伴奏付上映会』は関西初上演です。
芸術祭に先立って行われたプレイベント「MOVING Live 0」でもそうでしたが、アーティスト同士のコラボレーションや新しい試みは、ここでしか観ることのできないMOVING固有のものです。
③幅広い映像表現を扱います。
第1回となる前回は「美術作品としての映像」「音楽と密接に関わる映像表現」を中心に構成されていましたが、2回目となる今回は「映像がメインとなる舞台公演や映画」「アナログ電波」「絵画を展開した映像」を追加するなど領域を広げ規模を拡大。幅広い層に楽しんでいただけるプログラムによって構成されています。
④国内外の団体と連携し、映像を通した国際交流を行います。
海外で映像のディストリュビュ―ションを行っている団体に依頼し、海外の同世代アーティストの作品を集めたプログラムとMOVINGの上映プログラムをエクスチェンジ(交換)する試みとして、今回はニューヨークにあるアーティスト・ラン・スペース「spool Mfg.」がセレクトした作品を上映。コピー・複製・転送が容易に行えるという映像の特性を生かして、ローカルとローカルをピンポイントでつなぐことを試みます。
また、今回アンスティチュ・フランセ日本が主催する「デジタル・ショック」とのコラボレーションイベントを行い、そこにパリで活動するフランス人アーティストYroが参加。
関西ではなかなか集まることのないメンバーも多く参加する映像の祭典。イベント情報の詳細は芸術祭ホームページに記載があるので、チェックしてみてはいかがだろうか?
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【開催概要】
映像芸術祭 “MOVING 2015”
http://www.moving-kyoto.jp/
会期:2015年2月6日(金)~2015年2月22日(日)
会場:京都芸術センター、京都シネマ、METRO、ARTZONE、アトリエ劇研、Gallery PARC、Antenna Media、児玉画廊、HAPS
参加:青葉市子、あごうさとし、足田メロウ、Ametsub、Yro[from France]、
生駒祐子[mama!milk]+阿部海太郎+清水恒輔[mama!milk]+巽勇太、
intext、浦崎力、毛原大樹、五島一浩、坂西未郁、TAKCOM、田中英行、
林勇気、前谷康太郎、Madegg、水野勝規、宮永亮、村川拓也、八木良太、
山城大督、米子匡司[SJQ] 他
E-Mail:info@moving-kyoto.jp
主催/企画:MOVING 実行委員会(水野勝規、林勇気)
ディレクター:中本真生(UNGLOBAL STUDIO KYOTO)