Kansai Art Beat×Art Grid Kyoto 2015年 春の京都・アートツアー

烏丸御池エリア編

In 特集記事 by KABlog 2015-02-27

今年の春の京都は、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015、KYOTOGRAPIE 京都国際写真祭、アートフェア超KYOTOなど、注目のイベントが目白押しです。あわせて、美術館、ギャラリー、アートプロジェクトなどがアートシーンを盛り上げようとイベントを開催しています。

この時期の盛りだくさんなアートシーンから、KABおすすめのイベントを2本、ツアー形式の記事でご紹介します!

烏丸御池エリア
烏丸御池付近は、歩いて行ける距離で沢山のアートイベントを巡ることができるエリアです。地下鉄を上がると、ヨーロッパ風のパティオをもつ新風館や、ネオルネッサンス様式の中京郵便局など近代建築のおもむきを楽しめます。この地域では写真、映像、漫画など現代を代表するメディアを用いたアーティスト達の作品を観ることができます。この機会に、国際的なアーティスト達の知性の競演に触れてみられるのはいかがでしょうか。


イチ押しイベントリスト

※ 各イベントには、別途チケットが必要です。詳しくは、イベントHPを参照下さい。

  • ■ 京都国際マンガミュージアム
    ー現代の人気作品、世界各国の名作約30万点収蔵

    横山裕一
    <これをネオ壁面と呼ぶ>集合する名士とけもの

    (想定滞在時間 50分)

    <展覧会>
    2015年3月7日(土)~ 5月31日(日)
    10:00 ~ 18:00(最終入館は17:30)
    毎週水曜日、4月30日、5月7日は休館
    ※ただし、4月1日、4月29日、5月6日の水曜は開館

    <プロジェクションマッピング>
    18:00~21:00
    現代美術家・マンガ家の横山裕一のマンガ作品を、プロジェクションマッピングと展覧会で紹介しています。
    ※ PARASOPHIA 後援事業

  • ■ 嶋臺(しまだい)ギャラリー
    ー100年以上前の京町家建築。

    「A Vision on Jazz:
    フランシス・ウルフとブルーノート・レコード」展

    (想定滞在時間 45分)

    2015年4月18日(土)~ 5月10日(日)
    11:00 ~ 19:00(最終入館は18: 30)
    木曜日休館

    写真家であり、レコード・プロデューサーでもあった ウルフはブルーノート・レコードの歴代ジャズミュージシャンのレコーディングやリハーサルの様子を写真に撮り続けました。彼の写真は、ジャズの歴史そのものと言えるかもしれません。
    (美術散策に一息つける、ジャズラウンジも併設しています)

  • ■ 大垣書店
    ー京都の本屋さんといえばここ!

    「リサ・アン・アワーバック」

    (想定滞在時間 15分)

    2015年3月7日(土)~ 5月10日(日)
    9:30 ~ 23:00
    日曜日・祝祭日は10:00 ~ 22:00

    彼女はフェミニズムやパンク、ZINE(私製本)などのムーブメントを作品に取り入れています。アメリカ各地の巨大教会の写真を掲載した約150×100cmの巨大なZINE『American Magazine #1』などが代表作です。PARASOPHIAでは大垣書店のショーウィンドーを使ったインスタレーションをみることができます。

  • ■ 新風館
    ー2004年度のグッドデザイン賞受賞建築

    「timelake: アートプロジェクト」

    (想定滞在時間 30分)

    2015年3月3日(火)~ 3月13日(金)
    土曜日・日曜日は除く
    11:00 ~ 23:00

    林勇気・岡本光博・福田真知他24人の新進気鋭のアーティスト達の映像作品が新風館モニターにて上映されます。 「時間のみずうみのような新しい映像作品を集めパブリックスペース(日常空間) で、上映することでいつの間にかついてしまった(思い込んでいる)” 時間” や” 映像” のイメージを更新することは できないだろうか。」timelake キャプションより

  • ■ 京都府京都文化博物館
    ー別館は、明治を代表する近代建築として重要文化財に指定

    「森村泰昌、ドミニク・ゴンザレス=フォルステル」

    (想定滞在時間 60分)

    2015年3月7日(土)~ 5月10日(日)
    10:00 ~ 19:30(最終入館は18:00)
    月曜日休館
    ※特別展覧会は18:00閉館、月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館

    写真と映像インスタレーションという現代を代表するメディアを用いるアーティスト達の、イメージ(表象)とフィクション(物語)の関係性についての考察は必見です。

  • SHAKE ART!による動画紹介スポット
    ■ 無名舎
    ー四季折々の室礼(しつらへ)がわかる京町家

    「山谷祐介 Tsugi no yoru e」展

    (想定滞在時間 30分)

    2015年4月18日(土)~ 5月10日(日)
    10:00 ~ 18:00
    4月21日、28日は休館

    山谷のデビュー作となる写真集『Tsugi no yoru e』は限定150部が販売されるやいなや、即完売という伝説を達成。 大阪のパンクシーンや、ライブハウス。猥雑で艶かしい夜の人間 模様を白黒で切り取った新鋭の写真展です。

  • ■ 誉田屋源兵衛 黒蔵
    ー創業280年を迎える帯の製造販売の老舗

    「Alaska」 マルク リブー写真展
    presented by CHANEL NEXUS HALL

    (想定滞在時間 30分)

    2015年4月18日(土)~ 5月10日(日)
    10:00 ~ 18:00
    4月22日は休館

    マグナム・フォトに所属するフランスを代表する写真家マルク・リブーがアラスカの風景を切り取った「アラスカ」シリーズ。これまでほぼ未公開の同シリーズから厳選した写真群が、東京に次いで日本初公開となります。

  • ■ 京都芸術センター
    ー京都芸術の総合的な創造拠点

    「アーノウト・ミック」

    (想定滞在時間 40分)

    2015年3月7日(土)~ 5月10日(日)
    10:00 ~ 20:00

    無音のマルチチャンネルのビデオを、建築空間に投影したビデオインスタレーション作品。現実の社会問題などに基づいたシナリオを俳優が演じることにより、より先鋭的に課題の状況を表そうとしています。

  • 展覧会ドラフト2015 川村麻純「鳥の歌」

    (想定滞在時間 40分)

    2015年3月7日(土)~ 5月10日(日)
    10:00 ~ 20:00

    写真家・川村麻純による展覧会「鳥の歌」は、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015アーティスティックディレクターの河本信治により選ばれました。本展では作家が台湾で出会った人々や出来事を記録構成し、そこに生きた台湾人と日本人の夫婦や家族の姿を提示します。

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
国際交流と文化の集積地・京都を舞台に世界の第一線で活躍するウィリアム・ケントリッジ、サイモン・フジワラ、アリン・ルンジャーン、ヤン・ヴォー、田中功起など作家36組が参加するPARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015。歴史ある建物の全館が現代芸術で埋め尽くされるという今までにない空間が展開されます。

会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館、京都芸術センター、堀川団地(上長者町棟)、鴨川デルタ(出町柳)、河原町塩小路周辺、大垣書店烏丸三条店ショーウィンドー

→チケットについてはこちら

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭です。

→お得な前売りパスポートはこちら
(全15会場入場可。ただし各1回のみ。当日一般2500円→前売り2000円ポストカード1枚付き)

京都国際マンガミュージアム

→ミュージアム入場料についてはこちら

「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の開催期間(平成27年3月7日~5月10日)に合わせ京都の文化芸術に関する様々な事業を一体的に発信し、国内外から訪れる多くの方々に、世界的な現代芸術と併せて京都の文化芸術に触れていただくことを目的としたプロジェクトを立ち上げました。

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