「ナレッジキャピタルフェスティバル」
大阪市北区エリアにある
グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて
このイベントは終了しました。 - (2015-03-26 - 2015-03-29)
ナレッジキャピタルは、世界へ発信していく”知的創造拠点”。2013年春の開業以来、「感性」と「技術」の融合をコンセプトにし、大学や企業とコラボしながら、様々な展示やイベントが行われてきました。3年目を迎えるこの春に、3月26日(木)〜29日(日)の4日間、グランフロント大阪うめきた広場や北館1階ナレッジプラザを使って、「ナレッジキャピタル・フェスティバル」が開催されます。
ナレッジキャピタルの総合プロデューサーの野村卓也さんに、ナレッジキャピタル・フェスティバル(以後フェスティバル)開催趣旨やその見所などについて伺いました。
—開催に向けての想いをお聞かせください。
「ナレッジキャピタルのこれまで2年間の活動が集約されています。グランフロントのような商業施設の中に、知的創造拠点があるというのは世界的にも珍しく、海外からの視察も多いです。これを強みとして、ナレッジキャピタルをよりもっと広くの人に知って欲しいと考えています。我々の役割は、場を提供したり問い掛けをすることで、参画してくれた人たちに発見や気付きをしていただくことです」
「また、これは”フェスティバル”、祭りです。新しい都市の祭りを提案していきたいという想いも込めています。テーマは、「OMOSIROI(面白い)」。面白いには、こっけいとか愉快というだけではなく、原義には、目の前がぱっと明るくなって物事が開けるという意味合いもあることを知って、これだ!と思いました。大阪はアバンギャルドなことに挑戦できる都市だと期待しています。革新とはこういうところから生まれるものです」
—フェスティバルに参加する約50名のナレッジパーソンも、ジャンルが多岐に渡っており、興味深いです。
「分野を限定せずに、色んな業種、業界の専門家をお呼びしています。それだけではなく、一般の消費者の方も子供もシニアも巻き込んで、一緒に参加することが大切だと考えています。もともと祭りってそういうものですよね。難しいことばかりではなく、祭りを盛大に楽しもうよと。通りがかりの方も気軽に楽しんで、何か新しい発見を持ち帰ってもらえるような、そんなイベントにしたいです。ご期待ください」
また、フェスティバルの象徴となる大規模インスタレーション「キクスル」が、ナレッジプラザ北館1階〜7階の吹き抜け空間に登場します。20m×18mの巨大な作品は、参加者のワークショップによって作られたもの。アーティストの中島崇さんにお話を伺いました。
「キクスルは、漢字で”掬する”と書きます。両手で水や気持ちをくみとるという意味があります。この言葉にインスピレーションを受け、その想いを受け止めるようなネットをみんなで作ろうと考えました。結び目を自分で作るというアナログな行為を通して、このワークショップに参加した人同士が出会ったり、将来何かの機会で思い出していただいたり、何かの”種”になればと考えています」
ーまだまだイベント盛りだくさんのフェスティバル。その他の見所をピックアップしてご紹介します!
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■ アート×テクノロジーから未来を探る
スペシャルトークセッション日時:3月27日(金)
(1)13:00~13:30
(2)16:00~17:00
(3)18:00~19:00場所:北館1F ナレッジプラザ
内容:アートとテクノロジーについてさまざまな分野の専門家たちが対話し、包括的かつ多角的に未来をとらえるトークセッションゲスト:中島崇、野村ヨシノリ、長谷川祐子、吉田憲司、下條真司、赤坂 亮太、萩田 紀博、キダ・タロー
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■ Knowledge Innovation Award 2nd.
公開プレゼンテーション
結果発表・授賞式
「中学生を対象としたアイデア部門を新設しました。テーマは、”未来の仕事を考える”で、1600通も応募が届いたんです。各部門で公開プレゼンテーションを行い、各賞を選出します」(野村総合プロデューサー)日時:3月27日(金) 13:00〜18:30
場所:北館4階 ナレッジシアター
内容:ナレッジキャピタルの参画者による「革新的な活動」を広く発信することを目的としたアワード基調講演:川口盛之助「メガトレンドから見た産業の未来像、価値の未来を考える」
選考委員:河口洋一郎、遠藤諭、木ノ下智恵子、椎木里佳、塩瀬隆之、羽根拓也、村上憲郎 -
「初開催です。ナレッジキャピタルに関わりの深い有識者による推薦方式で行いました。賞はジャンルは区別せず、”面白い分野”としました。推薦された方たちが、ひとつの分野に特定できない面白い方たちばかりだったんです」(野村総合プロデューサー)
日時:3月28日(土) 13:00〜18:00
場所:うめきた広場 テントステージ
内容:ナレッジキャピタルのコアバリュー
「OMOSIROI」を体現する面白い「人」による公開プレゼンテーションと授賞式選考委員:宇川直宏、倉本美津留、ゲルフリート・ストッカー、下條真司、Sputniko!、ピーターフランクル
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「ナレッジキャピタルの名物になりつつあります。今回で5回目。こたつという日本古来の文化を囲んで、各自が自由にディスカッションをします。こたつ亭主は、人気TV番組”水曜どうでしょう”の藤村エグゼクティブディレクターです。ヤノベケンジさんや”コップのフチ子”のタナカカツキさんも見所ですよ」(野村総合プロデューサー)
日時:3月29日(日) 15:30〜19:00
場所:うめきた広場 テントステージ
内容:こたつを囲んで語り合う、新しいスタイルのトークイベント。さまざまなOMOSIROIを語り合います。ゲスト:吉村昌広、藤村忠寿、ヤノベケンジ、タナカカツキ
ナレッジキャピタル フェスティバル
場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル
日時:2015年3月26日(木)〜3月29日(日)
入場料:無料(一部、有料プログラムがあります)
サイト:http://kc-i.jp/festival/