しまだそう個展「ラヴィアンうし」

サブタイトル『色とモチーフに魅入ってしまうしまだそうの絵画展』

poster for Shimada So Exhibition

しまだそう 「ラヴィアンうし」

大阪市中央区エリアにある
ギャルリーチガーヌにて
このイベントは終了しました。 - (2016-09-18 - 2016-10-01)

In フォトレポート by Rei Nakadani 2016-09-26

大阪市営地下鉄長堀橋駅から徒歩5分のところにあるGalerie Tzigane(ギャルリーチガーヌ)にて現在開催されている「ラヴィアンうし」は、画家しまだそうの絵画展です。

ギャルリーチガーヌは、ギャラリーとステージが併設されたお店です。
昼はカフェギャラリーとして、夜はバーとして営業しています。

ギャラリーに入ると、目を引く色とノスタルジックなモチーフが登場する作品達に目を奪われます。

作品に描きこまれたひとつひとつのモチーフには、それぞれに繋がりを探してしまいたくなるような、好奇心をくすぐられるものばかりです。登場する文字やモチーフは、作者が街を歩いていて見つけた看板や、ちょっと古いゲーム機から登場します。

今回の展示会名の「ラヴィアンうし」も、作者の「あっ。いいな」から生まれた名前です。

しまだそうは2009年に近畿大学文芸学部芸術科卒業の画家。
学生時代は版画を専攻していました。

作者の作品には、小さい子が描いたような、自由でどこか引き込まれてしまう世界を持っているように感じます。その世界は何処からくるのでしょうか?

「小さい子が絵を描くようにというか、あんまり頭で考えないように作品をつくることを意識しています。子どもの頃は絵を描くときに何かを伝えようと思わず、『これが描けたらいいな』と思って絵を描いていました。でも大人になるにつれて、『作品を見る人に何を与えるか、伝えるかを考えて描かなきゃいけない』という声を聞いて、僕自身何を描こうか迷う時期もありました。そういう時期を経て、僕にとって絵を描く意味って何なんだろって考えた時に、絵をすべて言葉で説明できてしまったら絵を描く意味はないんじゃないかと。作品のメッセージを考えることは大事だけど、言葉にできないから絵を描くのであって、考えすぎないのも大事なんじゃないかなと思っています。そういった部分が、子どもっぽいと言われる要因でもあるとおもいます」と作者。

「作品の中のモチーフひとつひとつにしても、展示する作品同士にしても、何かしらの要素がそれぞれ関連しているように感じさせる事は意識しています。模様のように何かの規則でただ並んでいるのでは無くて、不規則に見えるけど、どこか繋がっているように見える事を意識していますね。その部分は『考える』というか、『判断』して作品をつくるようにしています」

本ギャラリーは、カフェメニューも多数取り揃えています。
喫茶を楽しんで、作品の中のモチーフはどこが繋がっているのか、展示全体のどの部分が通じているのか考えながらご覧ください。

【展覧会概要】
しまだそう絵画展「ラヴィアンうし」
http://galerie-tzigane.com/index.html

期間:9月18日~10月1日
会場:Galerie Tzigane(ギャルリーチガーヌ)

住所:542-0081
大阪市中央区南船場1-7-3
(大阪市営地下鉄長堀橋駅より徒歩五分)

観覧料:無料
時間:12:00 – 23:00

【カフェ・ギャラリー】12:00 – 18:00

【バー・ライブ】18:00 – 23:00

※火曜日定休

Rei Nakadani

Rei Nakadani . 岐阜県出身。京都の外れの、総合大学に通う。文系大学生。絶賛就職活動中。学生団体で、フリーペーパー作成や、インタビュー記事の作成など、モノを書く、モノを作ることを少しだけしている。元美術部で、イラストを描いていたが、芸術の世界があまりわかっていない。わからないからこそ、楽しい芸術を発見したい。 ≫ 他の記事

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