国宝・彦根城築城410年祭のプロモーションムービー「彦根に集え!」が完成

彦根のイメージを一新するプロモーションビデオ

In ニュース by Tsuyoshi Yamada 2016-12-23

滋賀県彦根市に位置する国宝・彦根城の天守が平成29年に完成して築城410年を迎えます。それを機に、彦根城をはじめとする彦根の町の歴史、伝統、文化等、彦根の魅力を市内外に発信する記念祭が開催されます。開催期間は平成29年3月18日(土)から平成29年12月10日(日)までと長く、様々なプログラムが企画されているようです。それに先立ち、国宝・彦根城築城410年祭推進委員会は、プロモーションムービーを公開しました。

時代劇のような映像は、2007年に誕生したゆるキャラのひこにゃんの築城400年祭から10年が経ち、410年祭に向け新たなシンボルを産もうと、ドタバタする彦根城内の様子をミュージックビデオ調に仕上げています。

制作チームは、京都にも事務所を構えるCEKAI(世界)の井口皓太がディレクションし、楽曲プロデュースはブレイクビーツユニットのHIFANA、ラップには、先日鉄道芸術祭において京阪電車内で行われた電車公演「クラブ電車 〜ストラクチャーの冒険〜」に環ROYと共に出演した鎮座DOPENESSや、他にも関西のクリエイターが多数関わり制作されています。

国宝である彦根城天守や歴史ある能舞台などを舞台とし、アニメーションと融合した映像世界は、ゆるキャラのひこにゃんのイメージを大切にしながらも新しい彦根のイメージを提案しています。

国宝・彦根城築城410年祭の期間中、彦根城内の各櫓では、趣向を凝らした特別展示が行われるそうです。
ますます盛り上がる彦根に注目です。

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「国宝・彦根城築城410年祭」
http://hikone-410th.com/

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【イベント情報】

櫓内特別展示
国宝・彦根城築城410年祭の期間中、彦根城内の各櫓では、趣向を凝らした特別展示が行われます。

天秤櫓特別展 井伊家コレクションと江戸期の地球儀をタッチパネルで愉しむ
井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界
期間:平成29年3月18日(土)〜7月2日(日)
場所:彦根城天秤櫓 (彦根城の入場料が必要となります)

彦根城が築城された時代に、世界が当時の日本や彦根をどう認識し、彦根が世界にどう目を向けていたのかを歴史的価値の高い地球儀や地図を基に解説します。また、世界への関心が高く「コレクター大名」として語られる井伊家が収集した、家宝の由来や細かな見どころを、インタラクティブメディアを用いて展示します。

西の丸三重櫓特別展 江戸期の城下町彦根 再現シアター プレイバック 城下町彦根
期間:平成29年3月18日(土)〜12月10日(日)(企画展示は7月9日まで)
場所:彦根城西の丸三重櫓 (彦根城の入場料が必要となります)

築城から江戸時代にかけての彦根城や城下町をVR(バーチャルリアリティ)を用いて高精細なデジタル技術により再現した映像作品を西の丸三重櫓で上映します。また、同時に「彦根城と城郭」をテーマにした企画展示も行います。

その他にも、参加型宝探しイベント、絵画、CG、書、彫刻等のアーティストとコラボした展示を企画中。

Tsuyoshi Yamada

Tsuyoshi Yamada . 東京都小平市生まれ、武蔵野美術大学芸術文化学科卒業。長らく武蔵野美術大学で、研究制作を続けて、その傍ら、美術展企画や舞台制作、ドキュメンタリー制作などに尽力を注ぎ、芸術と美術、作家と作品、ものつくりの世界に触れる。2013年京都に拠点を移し、デザインとアートの世界の周辺に身を置いている。株式会社モーフィング所属。 ≫ 他の記事

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