「円相と花形の美―国宝『円蓋』―」展
平等院ミュージアム鳳翔館
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平等院では2004年(平成16年)から「平成大修理」として鳳凰堂の本尊・台座・光背(すべて国宝)を継続して修理を行い、その最終段階として本尊頭上の天蓋の修理に着手した。このたび方形の天蓋の中にある円形の天蓋「円蓋」(国宝)の修理が完了した。100年ぶりの修理であり、一般公開は最初で最後のものとなろう。最終的にこの円蓋が鳳凰堂に戻され、本尊が再安置される。
円蓋は檜板を厚さ1~2ミリまで彫り込み、深い彫りと動きのある力強さを見せ、円蓋内部の八花鏡を中心にすべて宝相華という理想の植物をモティーフにしている。通常は本尊の頭上にあり、光背などによってその全貌を拝することは不可能である。
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スケジュール
2007年03月31日 ~ 2007年07月31日