龍門藍 展
ギャラリー&ブックス edge
スケジュール
2008年01月10日 ~ 2008年01月22日
アーティスト
Reviews
昨年、京都市立芸大の卒展以降、彼女が作り続けている“レイヤータイツ”シリーズと共に、花の絵が2つ。等と、若干珍しい、しかし、このギャラリーの立地などを色々考慮しているのではないかと思わせるような展示だった。何せ、よく行くので知っているが、今まで使っていた棚だの本棚だのが全て撤去されており、窓も開放され、そこから見えるギャラリーの景色が彼女の狙い通りであったろう切り方で、綺麗に彩られているからだ。
彼女の見せる空間へのこだわりが、作品を魅せる展示となっており、ギャラリー側も好きにさせたという。それはお互いの信頼と共に、ギャラリーの名の下に彼女の画集を販売するなど、お互いを高め合うという思いの表れなのだろう。
作品の技術は高く、各所で評判を呼んでいるのもうなずけた。込められた意味も、ビビットな筆の旋律と配された色彩の舞踊で感じ取られる。
本人が学生ということもあり、オープニングパーティーでしか中々会えないようだが、話をするのが楽しみである。