「秘密のコレクション」展

芦屋市立美術博物館

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芦屋市立美術博物館には現在、美術部門で1,400点あまりの収蔵作品があります。それらは、芦屋ゆかりの美術家を中心にすると同時に、公の機関としてふさわしい近現代美術作品を収集するという方針に沿ったものです。その大きな要となっているのは、大正・昭和初期を代表する洋画家・小出楢重(1887〜1931年)とその周辺、戦前戦後を通じて抽象絵画を主導した画家・吉原治良(1902〜 1972年)と吉原がリーダーを務めた戦後日本を代表する前衛美術グループ・具体美術協会(1954〜1972年)、そして1930年代における振興写真運動の一翼を担った芦屋カメラクラブ(1930年結成)です。彼らの作品は量的に大きな割合を占め、それこそが当館コレクションの特色にもなっているのですが、実は、数は多くはないものの、それらと異なった趣向を放つ作品が一部含まれています。
今回は、紹介される機会の少なかったこれらの作品のうち、上羅芝山(うえら・しざん、1926〜1995年)の書、山田皓齋(やまだ・こうさい、1906〜1997年)の日本画、エミール=アントワーヌ・ブールデル(1861〜1929年)のレリーフ小品などをそれぞれまとまったかたちで展観し、コレクションの多様性と共に、収集することの意味を改めて考え直す機会にしたいと考えます。
※第2展示室にて展示

【画像: 山田皓齋「群三宝柑」 1970年代前半 本館蔵】

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スケジュール

2008年04月12日 ~ 2008年06月08日

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