「裏表」展
月眠ギャラリー
Reviews
月眠ギャラリーのロゴを見ていて、展示を見て、床を見て、壁を見て・・・。この場所にすっぽりはまっているのにいささか驚いた。
HPで紹介されている奥氏のコメントにもあるような対比(たいひと言うよりは、“つい・ひ”という考えの方が見やすい)的な作品群は、配置・ライティングも含めて全て設計され、混然とあるかにも感ぜられる陶器もオブジェも、布1枚なのかと感ぜられる服飾も衣装も、ふっと自然がままに佇んでいた。
人工物であるはずなのに自然と感じ、調光されているはずなのに影という二面性を求めてしまう。
奇妙と言えば奇妙で、味わい深く堪能できる展示とも言えた。ついつい作品に手を出したくなる自分も居てしまったり。