「国宝法隆寺金堂」展

奈良国立博物館

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奈良県斑鳩町(いかるがちょう)に所在し、世界遺産に登録された法隆寺の金堂(こんどう)は、現存する世界最古の木造建築として知られています。その堂内に安置された諸尊像は、わが国における仏教文化の黎明期である飛鳥時代を代表する遺産であり、またその後の長い歴史のなかで脈々と生き続けてきた日本の仏教文化の精華ともいうべき宝物です。このたび金堂の須弥壇(しゅみだん)が修理の運びとなり、この機会に、すでに当館に寄託されている作品と合わせ、金堂内の諸尊像を広く一般に公開する展覧会を開催いたします。なかでも須弥壇四隅に安置されて本尊守護の役割をになう木造四天王立像(国宝)が、四体そろって寺外で公開されるのは初めてのことです。『日本書紀』にも記載のある作者、山口大口費(やまぐちのおおぐちのあたい)らによって造られたクスノキ材を用いた彫刻で、古代東アジア美術の様々な要素が凝縮した見事な彫像です。

講座 6月21日(土) 13:30〜15:00
「法隆寺金堂壁画の世界」
梶谷亮治(東大寺総合文化センター 設立準備室長)
※講堂にて

講座 6月28日(土) 13:30〜15:00
「法隆寺金堂の金石文と聖徳太子」
東野治之(奈良大学教授)
※講堂にて

講座  7月12日(土) 13:30〜15:00
「法隆寺金堂四天王像の諸問題」
岩田茂樹(当館学芸部部長補佐)
※講堂にて

講座  7月19日(土) 13:30〜15:00
「建築史からみる法隆寺金堂」
鈴木嘉吉(元奈良国立文化財研究所所長)
※講堂にて

講座 7月20日(日) 14:00〜15:30
「法隆寺金堂台座の絵画」
谷口耕生(当館研究員)
※講堂にて

【画像:国宝広目天像(四天王像のうち)法隆寺】

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スケジュール

2008年06月14日 ~ 2008年07月21日
7月21日(月)は開館

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