「昭和の絵画 - 須田国太郎・鳥海青児・長谷川潔・駒井哲郎を中心に - 」展
中野美術館
鳥海青児「大理石を運ぶ男」(1958)
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当館のコレクションは、創設者である中野皖司の須田国太郎の絵との出合いが原点となり、後に鳥海青児、熊谷守一、国吉康雄、松本竣介などの異色の洋画家のコレクションに繋がったものと云えます。中でも須田国太郎と鳥海青児の作品には、油彩画のマティエールのとらえ方は異質ですが、日本人の美意識を反映させたという点で共通性が見られます。
また、生涯フランスで制作を続け、マニエール・ノワールの復活と東洋的感性を融合させた長谷川潔と、「夢こそ現実であればよい」と作家のイマージュを腐食銅版画に刻んだ駒井哲郎は、版画コレクションの主軸となる作家です。今回の「昭和の絵画」展では、昭和初期から戦後の洋画23点、昭和後半期の版画15点を紹介します。
<前期: 9月12日~10月13日、後期: 10月18日~11月16日>