「光琳を慕う - 中村芳中 - 」展

細見美術館

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中村芳中(?~1819)は、江戸時代後期に大坂を中心に活動した画家です。最初は文人画風の山水画や、筆以外のものを用いて描く「指頭画」を描きますが、尾形光琳(1658~1716)の絵に傾倒し、「たらし込み」と呼ばれる琳派が好んで用いた墨や絵具の滲みやぼかしを活かした技法を駆使した作品を描くようになります。江戸へ下った芳中は、享和2年(1802)に「光琳画譜」を出版します。これをきっかけに芳中は、「光琳風の画家」として活動の幅を広げ、琳派風の作品を多く遺しました。そのほのぼのとした、おおらかな作風は、近年注目を集めるようになっています。このたび当館では、琳派展の第16弾として「光琳を慕う―中村芳中」を開催いたします。本展覧会では、芳中の初期作である指頭画や山水画のほか、独特なたらし込みを駆使して描いた草花図扇面、芳中が愛した俳諧にちなんだ絵画など、これまでにない規模で芳中の作品をご覧いただける内容となります。

[関連イベント]
アートサロン「和みの琳派絵師 芳中の魅力」
日時: 6月20日(金)
会場: カフェ・キューブ(細見美術館B2F)
講師: 木村重圭(前甲南女子大学教授)、福井麻純(細見美術館主任学芸員)
定員: 25名
参加費: 一般 1800円(1ドリンク付)
※お申し込み方法は公式ホームページをご確認下さい。

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スケジュール

2014年05月24日 ~ 2014年06月29日

アーティスト

中村芳中

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