「利休・剣仲・織部の時代 - 天正から慶長の書と茶陶 - 」展

野村美術館

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この展覧会では3人の茶人千利休や藪内剣仲、古田織部ゆかりの書や茶碗を中心に、桃山時代の茶の湯の美術を紹介します。利休、剣仲、織部の生きた16世紀後半から17世紀初頭、天正から慶長年間の時代は、一般には桃山時代と呼ばれ、豪華絢爛の時代。その一方で、茶の湯では千利休が侘び茶を大成し、古田織部がさらに展開させた時代といわれます。千利休は現在の三千家の祖、藪内剣仲は利休と親しい茶人で織部の妹の婿であり藪内流の祖、古田織部は利休の高弟で織部流の祖です。利休と剣仲、織部は、お互い大変親しく交わり、近しい美意識や価値観を持っていたようです。それは一言でいうならば侘数寄といえるでしょう。しかし時代は、戦争からも伝統からも解き放たれエネルギーに満ち満ちています。その活気のなかでの茶の湯の侘数寄はどのようなものなのか。今回の展示では、長次郎の楽茶碗にみる無駄を省いた端正さ、織部や伊賀にみる表現の力強さ、おもしろさをみていただければと思います。その一方で利休や剣仲ゆかりの品々を中心に当時の茶道具を補って取りあわせを復元しています。桃山という時代の中での利休・剣仲・織部の目指した茶の湯を感じてもらえれば幸いです。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 5月3日(土)、5月24日(土)の14:00〜
講師: 当館学芸員

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スケジュール

2014年04月22日 ~ 2014年06月08日
5月19日に一部陳列替を行います

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